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mail to inquiry about the whetstones・サイズ 約20.8 x 7.5 x 4.7cm
・重量 1,860g
良く残っていたものです。中山の天井巣板になります。
昭和20年代中頃の成形で少々雑な感じがする砥石です。この頃は戦後復興と朝鮮戦争による
需要の拡大で兎に角景気も良く、砥石も作る傍から売れる時代だったようで、金額は関係なく
良いものであればすぐに無くなってしまい、成形の美しさよりは砥石そのものの性質が優先された
ようです。
さて、この砥石の特徴ですが、巣板ならでは強い研磨力がありながら、時間をかけて出た砥粒を
潰しながら研ぎ進めると中山特有の鏡面に仕上がる砥石です。研ぎ始めは中仕上げ用の砥粒と
研磨力ですが、研ぎ進める事によって鏡面に仕上がる不思議な砥石です。
その仕組みです。巣板の巣には2億5千万年前の火山性ガスが入っています。刃を当てることで
そのガスが放出され残った穴には鋭い角が出来ます。その角に刃物が当たる事によって強い
研磨力が生まれます。出た砥粒は研ぎ進めることによって細かくなって行き、今度はその巣の穴に
入り、砥石表面がフラットな状態になることによって研磨力は落ち、残った細かい砥粒によって
鏡面へと変化して行きます。このメカニズムをしっかりとご理解頂いてから刃を当てるようにしてください。
自ずと力の入れ加減が調整出来ると思います。
非常に面白い変化を見せてくれる砥石ですが、天然砥石上級者の方向けの砥石だと思います。
【乾いた状態】
【濡らした状態】
【乾いた状態】
【濡らした状態】
価格交渉で最も大事なのは「砥石の価値を正しく理解して交渉する」事です。
心から天然砥石の好きな方、天然砥石の価値が分かって頂いている方だけお問い合わせ頂けますよう
お願い申し上げます。
入札せずに、まずお問い合わせください。いたずら目的で価格交渉をされる方、或いは価格交渉が成立してもお支払頂けない方の交渉は固く
お断り申し上げます。
さらに、この特選コーナーは事前予告なく閉じることがあります。
貴重な砥石を長年並べると、あまり好きな表現ではありませんが
「目くそが付く」、つまり新鮮味が失われ
それによって希少価値も失われると昔から言われているからです。
波長が合う砥石がありましたら早めにご連絡をいただけますようお願いいたします。
さらに、気に入った砥石がありましたら画像を保存しておいてください。
このコーナーが閉鎖になった時、後で交渉出来るようにする為です。
どうか宜しくお願い申し上げます。
【特選品コーナーはこちら】他にも多数ございます。お店は
こちら【天然砥石の使い方】もご一読ください。
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