自宅保管の品です。大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年劣化はございます。ご理解頂ける方にご入札をお願い申し上げます。
人生を支える母の言葉は、「男は一度別れたら、後ろを振り向くようなことをするもんじゃない」。作品を書く理由の一つは、「江戸と同時に消えてしまった、男気を平成の世に復活させたい」から。“饒舌型の作家”を自認する浅田次郎が、各界の著名人との真剣かつユーモラスな対話を通して、思いがけぬ素顔や含蓄ある人生哲学、創作の秘話を披露。
人生を支える母の言葉は、「男は一度別れたら、後ろを振り向くようなことをするもんじゃない」。作品を書く理由の一つは、「江戸と同時に消えてしまった、男気を平成の世に復活させたい」から。“饒舌型の作家”を自認する浅田次郎が、各界の著名人との真剣かつユーモラスな対話を通して、思いがけぬ素顔や含蓄ある人生哲学、創作の秘話を披露。
目次
アジアの一〇〇年、日本の一〇〇年(小松左京)
香港、この奥深き地よ(陳舜臣)
張作霖の実像に迫る!(澁谷由里)
『蒼穹の昴』天命をめぐる時代の群像(張競)
日本人を魅了し続ける志士たちの素顔に迫る(津本陽)
北国の英雄 アテルイと吉村貫一郎(高橋克彦)
我らが新選組 なぜ我々は新選組に、幕末に、歴史小説に惹かれるのか(北方謙三)
短篇小説の“へそ”とは?(渡辺淳一)
見栄っ張り東京人、超法規的岡山人(岩井志麻子)
啖呵切るご先祖様ぞ道標(宮部みゆき)
失われた「男気」を探せ(中村勘九郎(現・勘三郎))
リストラの世に、凛と生きる『五郎治殿御始末』は同時代人である(森永卓郎)
武士道と愛国心について(李登輝)
こんな言葉に支えられて生きてきた(山本一力)
レビューより
今回の作品は、浅田さんと各界著名人の対談集で、楽しく示唆に富んだ内容でした。浅田さんは書くことはもちろん自らの体験や思いを言葉に出来る貴重な方です。これからも楽しみです。
含蓄ある人生哲学
作家には寡黙な人と饒舌な人がいるというが筆者は後者の部類だろう、本書の対談内容を
みると納得できる。ただ筆者があとがきで語ってるように対談相手が作家であれば代表作
を熟読し自分なりの感想をまとめるなど準備期間が必要である、1回の対談に費やす努力
は50枚の短編小説を書きあげる努力に匹敵するというのは面白い。
しかし各界の著名人との対話は期待を裏切らない内容であり特に同じ作家の山本一力氏
との「こんな言葉に支えられてきた」は含蓄のある人生哲学である。