拍卖号：o1209359915

开始时间：11/27/2025 06:59:50

个 数：1

结束时间：11/28/2025 20:35:31

商品成色：二手

可否退货：不可

提前结束：可

日本邮费：买家承担

自动延长：可

最高出价：ももクリ

出价次数：1

　
　今月、新たに出品できる染織は、これだけとなりました。コレクションしていた金更紗です。金更紗は、王族・貴族、富裕な人々の間で、権威や富の象徴として儀式の衣装として用いられてきました。これも今ではもう手に入らない布でしょう。
　この布は昔、インドネシア スマトラ島 パレンバンで入手しました。大きさは、長さ約178㎝×幅約102㎝、20世紀初頭の古布です。
　元は、筒状の女性用腰巻（サロン）であったのが開かれた状態です。色味や文様から、この布は、おそらくジャワ島北岸で製作され、スマトラ島向けに輸出されたのでしょう。表裏の両面からびっしりと描かれた草花、鳥などの美しい文様は、すべて手描きによるものです。印金は表側のみ、文様の描線に沿ってなされています。左端にサイン（5枚目画像の白い囲み）がありますが解読不明です。このサインも型押しでなく手描きで、古い時代のものです。裏側（6、7枚目画像）からもご覧いただくと、驚くほど繊細に描き込まれており、上質のバティックであることが分かります。古いバティック特有のひんやりとし、こなれた触感で、色合いからも長い歳月を経た布だと言えます。時間がゆっくりと流れていた時代は、何度も繰り返し繰り返し染められており、20世紀後半のバティックでは、このような深い赤色を出すことができません。
　一般にバティックは生地が薄く、日常着用したものですから、古いバティックには通常、傷みや補修は少なからずあるものです。こちらは、嫌な補修は入っていませんが、右端下から上にかけて傷みが見られます。傷み部分が目立つように白布上で撮影した8〜10枚目画像をご覧ください。右端部分のアップが9枚目の画像です。しかし、上下で2分割した8、10枚目画像でご覧いただくと、傷みが端に偏り、全体的にそれほど気になるものではないと思います。他に、印金の剥落やスレ、汚れが見られます。全体が残っている希少な布ですので、このまま鑑賞されることをお勧めしますが、傷みの無い部分の生地には力があり、裂として他の用途にもお使いいただけるかと思います。傷みも実際に着用されてきたオリジナルである証と受け止め、古布にご理解のある方のみ、ご入札をお願いいたします。
　古いコレクションの整理のための出品で、このレベルの金更紗の希少さを考慮すると、大変リーズナブルかと思います。大切に引き継いでくださる方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。

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