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珠玉のロングセラー。清野恵里子（せいの えりこ）著、「樋口可南子のきものまわり」です。集英社刊、読みやすいハードカバー。定価2,700円（税別。現在は値上がりして3,136円になっています） 状態は、全般にかなり良好です。送料は、クリックポストで185円です。　

★内容：　今も大切にしている七五三の着物、大好きな人たちとの着物を通しての語らい ・・・・ 25のストーリーに収められた美しい着物たちと、さまざまな出会いの物語。「メイプル」誌で2年にわたり人気を博した連載に加筆・訂正、書き下ろしを加えた、貴重なる珠玉の一冊。

　はじめに
　第1章　幼いころ
　　　七五三 母から手渡された一枚のきもの
　第2章 出会い／ひと
　　　再会の時 宮沢りえさんと交わした一通の手紙
　　　夏じたく　『蓬』女将、古谷青遊さんを訪ねて
　　　お茶会の日 岩松了さん、岡本健一さんを誘って
　　　大好きなひと 浅丘ルリ子さんと過ごした箱根の宿
　　　夫のきもの　糸井重里さんと盛夏の装い
　　　お菓子の達人 渡辺真理さんの鎌倉、秘密の場所
　　　京都のお正月むかえ　『和久傳』の若女将のしつらえ
　第3章 夏の日射しの中で
　　　こおろぎ橋のあたり女優、樋口可南子誕生のころ
　第4章 出会い／もの
　　　無地の結城紬 新井薬師の市で見つけた布
　　　天使に会った日 信楽、「ミホミュージアム」にて
　　　愛すべき小物 お気に入りのきものの脇役たち
　　　ホテルで過ごす　日常から少し離れて
　　　箱ものがたり 螺鈿の箱をめぐって
　　　「正念場」という書 中川一政美術館にて
　　　琉球の布 駒場に日本民藝館を訪ねて
　　　野の花摘み 四季に恵まれた私たちの国
　第5章 工房にて
　　　柔らかな光に包まれて 田島拓雄さんの紬
　　　土いじり　修善寺、花岡隆さんの器が生まれる場所
　　　おばんざい　「夏世せんせ」のお台所
　　　深紫の布 吉岡幸雄さんの染めの仕事
　　　夏の友禅 品川恭子さんが描く世界
　　　お裁縫の時間 上田晶子さんに習う、美しい袋もの
　　　伊兵衛織という細 おおらかな糸で織り上げて
　第6章 帯の楽しみ
　　　コプトの鸚哥 深紫の無地に合わせた2本の帯
　終わりに

★著者、清野恵里子（せいの えりこ）は文筆家。1950年、群馬県生まれ。3歳から日本舞踊、その後、父とともに謡や仕舞の稽古に通う。学生時代から映画三昧の日々を送り身体表現としての能や歌舞伎など伝統芸能も含め、舞台芸術全体に関心を寄せる。また、母から遺されたきものの仕立て直しをきっかけに、それまではまったく興味のなかったきものの魅力を再発見。独自の美意識に貫かれた、きものと帯、小物合わせと、やわらかな語り口の文章には定評がある。50代を目前として文筆家としてデビュー。雑誌を中心に、企画、構成、執筆活動を行っている。テーマは、デビューのきっかけともなった「きもの」にはじまり、旺盛な好奇心のおもむくままにジャンルを広げ、いずれもその美意識に貫かれた独自の視点が冴える。主な著書に、ベストセラー『樋口可南子のきものまわり』、『きもの熱』、『樋口可南子のいいものを、すこし』、『折にふれて　きものの四季』など。

★ナビゲーター役の樋口可南子は1958年、新潟県加茂市生まれ。新潟県立加茂高等学校、女子美術大学（中退）。夫は糸井重里。大学在学中にスカウトされ、1978年『こおろぎ橋』でテレビデビュー、1980年『戒厳令の夜』でスクリーンデビュー。翌年、映画『北斎漫画』でゴールデンアロー賞新人賞を受賞し、以後活躍の幅を広げていく。1987年、山田詠美のベストセラー『ベッドタイムアイズ』に主演。1991年、篠山紀信撮影の写真集『water fruit』で話題に。1992年に映画『陽炎』、『四万十川』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞、その後も2003年、2007年に同賞を受賞する。

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