一分特殊な例を除いて水草は水上葉から導入した方がずっと根張りや水質への適応力が高いので水上葉から導入した方が良いです。
石や流木に活着する性質をもった珍しい特徴がある有茎草です。この性質もあってかなり人気がある品種です。
水中葉は赤褐色をしており葉はギザギザとしておりこの水草を繁茂させるとそれだけでかなり美しいです。
ミクロソリウムや、アヌビアス、ボルビティスなど他の活着水草と比較すると成長が何倍も速いです。
水草をソイルに植えるだけでは水草が水槽の下の方だけに縛られレイアウトに立体感が出ませんが
ピンナティフィダは山詰みにした石の上や流木の枝先でも立体的に組んだ基礎に幅広く活着させることができ
水草を配置できる場所が何倍にも増えるのでレイアウトの可能性が広がります。
ピンナティフィダの育成は
普通の水草のようにソイルに刺しても育ちますが
石や流木に糸や接着剤で固定しておくと活着性のある根を下ろしてくっつきます。
一見ロゼット型のように見えますが、有茎草なので節短めに縦に伸びていきますが
ある程度調子がでると、側枝がランナーのように繰り出され側面に向かって育ち始めます。そして再び周りの石や流木などに張り付いていきます。そうしてある程度自動的に茂みになっていきます。
側枝をとったり、成長した頂点を切り戻して、再び接着するなどすると、狙ったレイアウトになっていくと思います。
ピンナティフィダの水上葉は冬は完全に枯れるため、冬はあまり良い水上葉は手に入りません。
5月だと10㎝未満。やや小型ですが小型、中型水槽にも適した導入サイズです。