プラチナ万年筆の「プラチナ・シープ(Platinum Sheep)」というモデルです。年代を考えると状態が良く、当時の空気感が伝わってくる貴重な資料です。
「年代」と「世界初」の真偽について、詳しく解説します(Geminiの回答)。
1. 製品の年代:1960年代後半〜1970年代
この製品は、1966年(昭和41年)に発売された初期モデルの可能性が極めて高いです。
根拠: 写真のペン先(ニブ)が、ペン先の付け根が胴体に潜り込んだような「爪形(インレイド)」のデザインになっています。これは1960年代から70年代にかけてプラチナ万年筆が主力としていたスタイルです。
素材: 当時のプラチナ万年筆は、1962年に日本初の「18金ペン先」を発売しており、この「シープ」もその高価格帯ラインナップとして登場しました。
仕様: トリセツ(8枚目画像)にある「マジックボール(カートリッジ内のステンレス球)」は、インクの出をスムーズにするプラチナ独自の機構で、これも1950年代末〜60年代に普及した技術です。
したがって、お手元の品は1966年の発売開始から数年以内(1960年代後半)のものと推測されます。
2. 「世界初の羊皮」という記述の検証
メーカーの宣伝文句には誇張が含まれることもありますが、この件に関しては「量産品として、本物の羊皮(シープスキン)を軸に巻いた万年筆」としては世界初であるというプラチナ側の公式な主張と合致しています。
なぜ「世界初」と言えるのか: それまでの万年筆はエボナイト(硬質ゴム)やセルロイド、プラスチック、金属が主流でした。革を巻くという発想はありましたが、「丸い軸に薄い革を隙間なく、かつ剥がれないように貼り付ける」技術は非常に難易度が高く、プラチナがその量産化に世界で初めて成功したとされています。
羊皮へのこだわり: トリセツにもある通り、紙が普及する前、ヨーロッパでは羊の皮をなめした「羊皮紙(パーチメント)」が重要な筆記媒体でした。プラチナは「書く道具」としての歴史的敬意を込めて、あえて牛革ではなく羊革を選んだという背景があります。
【補足】 イギリスの重要文書に羊皮を用いるという記述も事実で、イギリス議会の法律(Acts of Parliament)は耐久性の観点から2016年頃まで実際に羊皮紙(Vellum)に印刷されていました。
※ここまではAIの回答ですので100%真実かどうかは保証できません。ご自身でお調べいただき、必要であれば質問してください。
※実際に筆記してみましたが、筆圧が強めでないと掠れるようです。私が万年筆に慣れていないか、インクに若干のつまりがあるせいかもしれません。この点はノークレームでお願いします。実用というより歴史的資料として入札されることを望みます。
※劣化、傷み等は画像をよく見て必要であればご質問ください。
※他にも「プラチナ・シープ(Platinum Sheep)」を見かけましたが18Kはこれだけでした。また、当時の取説(解説書)が残っているのも貴重かと思います。
<以下8枚目の画像の書き下しです>
プラチナ・シープ
■ シープ(羊皮)の装い
プラチナ・シープは、羊皮の装いをこらした世界でも初めての万年筆です。羊皮の柔らかで豪華な感触と1本1本手づくりの良さを生かし、書き味では定評ある18金ペン先に加えて、さらに魅力を増したものです。昔から羊皮と文字とは関連が深く、製紙法が発明以前に、ヨーロッパやアジアでは羊皮をなめし、漂白して、文字を記しました。文字の発達に欠くことのできぬものだったのです。現在でもイギリスでは重要文書に羊皮を用いることがあるそうです。柔らかさと強さがこよなく愛されているのです。
美しい模様の入ったものも出来ました。ご愛用下さい。
■ 18金ペン
18金独特の柔らかな弾力に、五面角に絞って適当な腰の強さを加えたプラチナ万年筆だけが誇るすぐれたペン先です。運筆角度が広いので長時間の運筆にも疲れません。
■ スペアーインクの使い方
万年筆はスペアーインクの時代です。インクの補給が簡単で、1本で約5万字。使い方は胴軸をはずし、ペン先カバーの中に真直に差し込むだけでOK。栓の役目のステンレス、マジックボールが中に入ってインクの出を調節します。
* 最初の時だけ軽く万年筆を振ってインクの出を誘って下さい。2本目からは全くその必要はございません。
* スペアーの取替はねじ廻しながら抜き取って下さい。
* 万一皮の汚れを落す時はコールドクリームで拭い、水気は絶対に使わないで下さい。
世界の万年筆 プラチナ