* 数ある商品の中からご覧いただき誠にありがとうございます。
* 名工 内間直樹氏作渾身の一丁・『小与那城』型(クーユナー)が入荷致しました。材は南洋黒檀カミゲン・ウジラー模様材で,ご存知の方ならお分かりと思いますが今回,棹にした材料は地元ではウジラーと呼ばれる模様が特徴となっていて,演奏者の目を楽しませるものとなっています。(ウジラー模様材とは,沖縄の方言名でウズラのことで木の模様がウズラの羽や卵の模様が似ているのでそう言われています。)今回の材は実の詰まった材で丸太を四っ割りにしたもので一見するとシラタに見える部分もあるかも知れませんがこの部分も全て芯材です。充分に寝かせることで乾燥したものとなり,歪みや捻りはありません。又,内間氏はウジラー模様が映える様に削り出しました。
* 黒檀とは,柿の実がなる種類の木で芯材が黒色になるのが特徴です。原産国はインドで東南アジア一帯に自生しています。北限が沖縄あたりだそうです。成長が大変遅く芯材が10cm程度になるのに百年かかると言われています。三線の棹材に使える様になるには二百年以上かかるものと思われます。三線の棹材として外国産は材質が硬いので甲高い音がします。だからといって価値が無いと言う事ではなく音としては申し分ありません。しかし近年乱伐や森林開発で数が激減しており規制がかかってほとんど入って来ませんので在庫があるのみです。それで沖縄では不要になった床柱や庭木を再利用しています。また植林活動も行っています。そういう訳で国産の物でも外国産の物でも貴重と言えます。貴重となった材で作った三線はこれから数が少なくなるのでこの機会にぜひ入手されることをお薦めします。
* 内間直樹氏は明治の名工である喜屋武盛朝氏から四代目に当たります。三線製作技術がどのように伝えられたか説明させて頂きますと,それは明治時代にまで遡ります。初代は喜屋武盛朝氏と言う名工です。沖縄の三線マニアで年配の方なら、ちゃんぐぁーとニックネームがつくぐらい有名で,その方のお弟子さんが稲福具永氏です。二人とも名工として新聞記事に掲載されました。その稲福氏のお弟子さんが又吉章盛氏です。古典音楽家でもあり弾きやすい温かみのある三線を製作しています。その弟子が内間直樹氏になります。普通の三線屋さんは独学で勉強している方がほとんどですが、先生が弟子に指導して明治,大正,昭和,平成,令和と続いているのは珍しいことだそうです。この三線の棹のタマイの取り方にも名工 喜屋武盛朝氏の特徴が良く出ています。明治時代の流れを感じさせる作風となっています。棹の心には作者の直筆サインがあります。三線はそれを手がける職人自身が演奏者でなければ作ることは困難だと述べています。そして何より弾き手のことを一番に考え,購入して下さったお客様の笑顔を思い浮かべながらいつまでも手元に置いて大切にしてもらえるように丁寧に作るよう心がけています。内間氏が普段から気を付けていることは歪みが無いように目を休ませながら作るようにしている事と,三線は楽器なのでテレビなどの情報源から激しいものを見てしまうとどうしても棹作りに影響が出てしまいますので本人は見ないようにしている様です。内間氏は十九歳から三線製作を始め,四人の先生方に製作を師事。三十歳で本格的に三線製作を専業で始め,お客様を師と仰ぎ助言や提案を受け入れることや製作に積極的に電動工具を導入することによってお客様に喜んでもらえる良い作品を作る様努力しています。本人曰く,「私はまだまだで死ぬまで勉強です。」と述べて,三線製作の奥深さや探究心を大切にしています。
* 塗装工は比屋根良章氏で塗装は令和七年十二月二十三日に仕上がりましたので新品の作品となっております。塗装は塗りが仕上がるまでに材によっては,十工程かかり塗っては研ぎ出しを繰り返すので一ヵ月以上かけて仕上げられます。非常に丁寧な作業をされる職人さんなので美しい仕上がりとなっていてウジラー模様が映えるようにスンチー塗装(スンチー塗りとは木目を鮮やかに見せる透明塗りのことです。)がされています。
* 棹が完成したのは棹の心にあります様に令和七年十一月十九日で,棹の重さはカラクイ,歌口,チル(糸),チーガ(胴)を除いて506gで全て完成した総重量は1.3kgです。棹の長さは歌口から爪裏まで一尺五寸八分で(48cm)全長は天の先から猿尾まで二尺六寸三分で(80cm)で,乙,上,五の幅は2.2cm厚みは2.1cmで,断面は卵型で握りやすい用に削られています。更に糸蔵の長さは3.9cmで幅は1.3cmです。
* チーガ(胴)の皮張りは内間氏によってなされたものです。皮は厳選した錦蛇の新皮で使い込む事で更に良い音に変化するものとなっております。両面本皮一枚張りで張り具合は表が八分,裏が六分となっており, 木枠材は南洋材を使用しました。
* 付属品として,ティーガ(胴巻き)には八重山ミンサー,糸かけは上里氏が製作,カラクイは内間氏による黒檀の総削り出し六角型を装着しています。
* 音色については今回製作し作品は, 力ら強やさのなかにも太みのある優しい音が特徴となっています。本張りチーガが良く音を引き出しています。実際の音色はYouTubeにアップさせて頂きましたので,下記のURLから南洋黒檀カミゲン・ウジラー・小与那の音色と,でますのでご視聴して頂ければ幸いです。それからスマホやタブレットのスピーカーには限界がある為イヤホンやヘッドホンなどを利用し視聴されますとより実際の音に近くなりますのでお薦めです。
* 与那城型とは,真壁と同じ時代の人だと言われていて,与那城の作と伝えられています。通常ユナーと言われています。糸蔵が長く野面が糸蔵の端まで一直線で天は糸蔵の先から曲がり棹が太めで,その為太い音が出ます。古典,八重山民謡をなさる方に人気のあるデザインで地元沖縄では真壁の次に人気があります。
* 小与那城型(クーユナー)とは,普通ユナーを一回り小さくしたもので方言で小のことをクーと言うのでクーユナーと呼ばれるようになりました。内間直樹氏のピシャッとした特徴の良くでた,飽きの来ないデザインです。
* 安心輸送の為新品のアルミハードケースをサービスでお付けして送らせて頂きます。(棹立ては付属しません)
* 送料込みの価格となっています。
* オリジナルの製作証明書が付属しております。
* 最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。お気に召されましたら入札のほうどうぞ宜しくお願い致します。
南洋黒檀カミゲン・ウジラー・『小与那』の音色
https://youtu.be/S8iKpnnN0gE?si=JbrVuVLMz-SHt54o