【Lee 1st type 101-J “WWⅡ Cowboy Jacket”/サイズL】
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アメリカンデニムの源流にして、いまも語り継がれる名作──Lee(リー)。
その数ある名作の中でも、戦時期に生まれたファーストタイプ(1st Type)=カウボーイジャケットは特別な存在です。
本作は、第二次世界大戦中の物資統制下において生まれた“簡素化仕様”を踏襲したモデル。無駄を削ぎ落とした設計ながら、ワークウェアとしての実用性と無骨な美しさを兼ね備えています。
■ 歴史と背景
Leeが創業されたのは1889年、アメリカ・カンザス州サリナ。
創業者ヘンリー・デヴィッド・リー氏によって、当初は雑貨卸からスタートし、やがて高品質なオーバーオールを手がけるようになります。
1910年代には自社工場を設立し、アメリカ全土の労働者たちに愛されるブランドへと成長。
そして1940年代──第二次世界大戦中に登場したのが、この“WWⅡカウボーイジャケット”でした。
当時の戦時規制(W.P.B.=War Production Board)によって、金属や糸の使用が制限され、装飾的なリベットやポケットフラップの構造などが簡素化されました。
それでもLeeの職人たちは、限られた素材の中で「耐久性」と「機能美」を追求。
この一着は、そんな時代背景の中で磨かれた、“リアル・ワークウェア”の魂を宿しています。
■ ディテールとデザイン
・特徴的なシングルポケット仕様──左右非対称のデザインは、当時の生産効率化の象徴。
・フロントボタンにはLee刻印入りメタルボタン。
・色落ちはLee特有の縦落ちフェードで、ブルーのグラデーションが見事に現れています。
・肩から袖にかけての淡いアタリが美しく、まさに“時間の彫刻”と呼べる一本。
このジャケットは、単なる復刻や模倣ではなく、当時のリアルな空気を再現した「生活のデザイン」。
実用の中に美を見出したアメリカンワークの哲学が、いまも確かに息づいています。
■ スタイリング
現代のファッションシーンでも、この1stタイプの潔い佇まいは異彩を放ちます。
Tシャツやスウェットの上に羽織るだけで、クラシックかつモダンな印象に。
ワーク・アメカジ・モード──どんなスタイルにも溶け込みながら、“本物”の存在感を放ちます。
■ サイズ(平置き採寸)
・肩幅:44cm
・身幅:53cm
・袖丈:63cm
・着丈:63cm
※素人採寸ですので多少の誤差は御理解下さい。
Leeの歴史に刻まれた、無骨で誠実なワークウェアの原点。
ファッションとしてではなく、**「生き方としてのデニム」**を感じられる一着です。
他にもヴィンテージや現行古着を多数出品しております。
迅速に発送いたしますので、ぜひこの機会にご検討ください。
よろしくお願い致します。