1959 年、当時低迷期にあったドリフターズの名前を引き継ぐ形でレコード・デビューを果たした「クラウンズ」、そのリード・ボーカリストを務めていたのがベンE.キングで、彼のダイナミックなヴォーカルをメインに録音された「Dance With Me」「This Magic Moment」といった曲は次々とヒットを記録、「ドリフターズ」の看板を見事シーンの第一線に復活させた。続いて彼は61年にグループから独立、そこから生まれたのが永遠の名曲「Stand By Me」だった。
「Stand By Me」は20世紀に最も愛された曲の1つとして現在も頻繁にメディアで取り上げられているが、他にも彼は60年代を通じて次々とヒットを放ち、R&Bからソウル・ミュージックへと移行する時代の重要アーティストとして活躍を続けた。