★直筆サイン入り★ 会場限定希少図録本 西村龍介展 喜寿記念 画集 作品集 風景画 油彩画 二科会
1997年
八重洲大丸ミュージアム・心斎橋大丸・下関大丸
169ページ
約26x19x1.7cm
ハードカバー
※絶版
※見開きに、西村龍介直筆サイン毛筆署名入 日付入り
夢のようにひっそりとたたずむ瀟洒な城、旅愁が水面にうつろうヴェネチアの景……。
城の画家として知られ、二科会を中心に活躍する現代洋画壇の重鎮、西村龍介は、大正9年(1920)山口県小野田市に生まれました。16歳の時に上京、戸塚の日本美術学校日本画科に入学し、林武画伯らにデッサンの指導を受け、同画伯から「君の木炭には色がある」と評されます。卒業と同時に兵役につきましたが復員後、京都市立芸術専門学校でも日本画を学びます。やがて昭和26年(1951)、31歳の時に油絵に転じ、雅号を龍介としました。日本画の伝統を西欧絵画に巧みに取り入れた描法であらたな画境を築き、昭和29年(1954)二科展に初入選。これを皮切りとして数々の賞を受賞します。
昭和39年(1964)からは、おもに中世の城や館を対象にした欧州での取材を繰り返し、優美でロマンあふれるいわゆる〈城シリーズ〉として、30有余年にわたる創作をつづけています。また、印象派の点描とは異なる独自の点描法をも創造し、深く美しい色彩のリズムを奏でてきました。
昭和43年(1968)第53回二科展にて東郷青児賞、昭和46年(1971)には内閣総理大臣賞、平成元年(1989)芸術選奨文部大臣賞を受賞するなど豊かな画業を積み、かたわら多方面で芸術文化の振興にも力を尽くしています。
本展は、初期の粗く力強い筆使いから、次第に洗練されて繊細なタッチに発展する過程を、欧州の城や館を中心に自選の約70点でたどります。
喜寿を迎え、ますます旺盛に絵筆をふるう西村龍介の、詩情ゆたかな世界。
【内容】
主催者あいさつ
西村芸術の魅惑 桑原住雄(武蔵野美術大学名誉教授)
作家あいさつ
作家肖像写真
作品図版 フルカラー
日本画 T子の像
作品図版1967-1997 69点 製作年・キャンバスサイズ(40M、30P、80Fなど)
西村龍介年譜
西村龍介文献目録
出品目録 作品名/製作年/サイズ/展覧会歴/所蔵
【出品目録】より一部紹介
T子の像
聖堂 第52回二科展
館 第53回二科展
古城 第53回二科展青児賞
朝の城
歴史のある館 第55回二科展
朝の城 第55回二科展
花と城
古城幻影 第56回二科展総理大臣賞
群落
塔のある港
アベロンの里 第58回二科展
アドリア海の港 山種総合研究所蔵
雪の城
雪の僧院 第59回二科展
湖上の朝 第60回二科展
初冬
水辺の館
城影
古城 1976年個展
田園の朝
朝の館 第61回二科展
丘の城 南海放送蔵
湖上の館 第62回二科展
静日 第63回二科展
静日
白い城 第64回二科展
霧
カナール・グランデ
ヴェネツィア 山種総合研究所蔵
モンフォール 第65回二科展
丘の館 第66回二科展
水辺の城 第67回二科展
館
カナール・グランデ
静かなるロワール
丘の城
歴史のある村 第69回二科展
静日 第70回二科展/松岡美術館蔵
城
シルミオネ
雪の館 潮音会展
水辺の城 第72回二科展
杜の館
杜の館(緑風)
北の城 1988年個展水の抒情詩
湖畔の村
城(ノルマンデー) 第73回二科展
杜の館
朝の城(アベロン) 潮音会展
映日 第74回二科展
静日サンド・カトリーヌ教会(オンフルール) 1990年個展水の抒情詩Ⅱ・みなと
白光のベルゲン(漁船) 1990年個展
白光に浮かぶベルゲン 1990年個展
浜通り(オンフルール) 1990年個展
朝(オンフルールの港)
ロワールの月
蔦の館 第76回二科展
月光
静日 第77回二科展
映日(ノルマンデー) 第78回二科展
デスクリモン
丘の城
朝の館 第80回二科展
古城
プレシス・ブーレ 第81回二科展
雪のオンフルール
塔のある街(アルザス)
新都心新宿 映日
聖地 第82回二科展