【 マダム・ルロワ選りすぐりの希少古酒 】
数あるブルゴーニュのなかでも頂点に位置する1868年創業のトップブランド「ルロワ」。
1942年にD.R.C(ロマネ・コンティ社)の株式を取得し、
共同経営者として「ロマネ・コンティ」を最高位のワインに押し上げた「伝説」は全世界に広く知られます。
現オーナー、「ラルー・ビーズ・ルロワ(マダム・ルロワ)」は、1991年にD.R.Cの経営職を離れ、
自身が運営するルロワに全精力を注ぎ、『超一流』『唯一無二』と言われる今日の名声を築き上げました。
『ワインの個性は土地が決定するもの。ワインは畑で生まれ、生産者はその手助けをするだけ』という考えの下、
畑が持つ個性を最大限に表現するワイン造りを追求し、驚く程の低収量を貫き、ブルゴーニュで最も早くからビオディナミを導入。
また、ブルゴーニュ随一のテイスティング能力の持ち主として知られるマダム・ルロワは、その並はずれたテイスティング能力によって、
そのワインをより完璧なものへと昇華させていると言われます。
今回は、
マダム・ルロワ選りすぐりの希少品であり
コンディションも抜群に良い
超優良古酒の出品です。
ブルゴーニュワインの中心地である「ボーヌ」は、
古代ローマのカエサル(紀元前100年-紀元前44年)が建設に着手した城塞都市。
現在も中世ヨーロッパの面影を色濃く残す、石畳の美しい街です。
城壁に囲まれたボーヌの旧市街は、半径わずか400メートル程度ですが、
街の南側にあるオテル・デューの幾何学模様の屋根は世界的に有名です。
ブルゴーニュを旅する方の多くが、
この景観に感動を憶えることでしょう。
「ボーヌ」とは、また
『ブルゴーニュワインの首都』。
レストランやホテルなどその全てが、ワインの為に存在する町。
聖地「コート・ドール」の中心に位置しており、
全A.O.Cの7割に相当する42もの1級畑を擁し、生産量が最も多いA.O.C。
穏やかなミクロクリマ(微気候)によって、芳醇な果実味と滑らかでまろやかなテクスチャーを特徴とする上質ワインが数多く生まれます。
「サヴィニー・レ・ボーヌ」とは『ボーヌの傍ら』という意味を持ち、
コード・ド・ボーヌ地区の北部に位置するエリア。
ワイン造りは10世紀頃から始まっていたと言われ
中世にシトー派修道会が大規模に開拓したことで盛んとなりました。
全生産量の9割を赤ワインが占め
繊細さと果実感の調和が取れた上品さが特徴のピノノワールが造られます。
また「レ・ゲット」は、
他の区画よりも数段ポテンシャルの高い一級畑。
最上質なサヴィニーだけにこの先の熟成も大いに期待が持てます。
1999年は
ピノノワールの聖地「コート・ドール」の
歴史に刻まれた偉大年。
『旨味を伴う果実味』
『上質で木目細かいタンニン』
『酸の見事な調和』
が取れた
偉大なるヴィンテージです。
26年の時を刻んで
ここから更なる熟成のカーブを描きます。
大切な時間にじっくりと時間をかけて向き合いたい貴重古酒です。