パライバを選ぶ時には、コツがあります。以下、分かりやすく、12個、列挙していきます。
(1)0.3ctを切ると、お値段が急激に下がります。
(2)銅の値は、2,0%前後無いと、さほど美しくありません。
(3)ブラジル産でも、旧鉱山産(バターリャ鉱山)と新鉱山産(パリェーリャス鉱山その他)では、天地の隔たりがあります。旧鉱山産一択。
(4)モヤのあるパライバは、光を通さないのでダメ。但し、ダイヤモンドダスト系インクルージョンは例外で、光に反射する為、とても美しい。
(5)内部に大きな割れがあるのは、避けるべき。爪止めの時、割れやすい。表面に達した割れは、問題外である。
(6)内部から光を発するような「蛍光感」と、蜜を上から垂らしたような「とろみ」を感じないパライバは、パライバとしての魅力に欠ける。
(7)カボションの価値は、ゼロに等しい。極端に価値が下がる。
(8)上から見て、石底が見えるような透け透けの「大きな窓」があるルースは、美しくない。光が抜けてしまい、反射による味わいが出ない。
(9)有名鑑別機関の主任クラスの研究員によると、銅とマンガンの数値だけでは、パライバの「美」は決まらぬらしい。数値は、参考程度。
(10)製品状態でパライバを買うのは、非常に危険である。刻印偽造、細工による数値偽造、傷を爪で隠蔽、裏を閉じて裏の傷を隠蔽など。
(11)ブラジル旧鉱山産は、2ctぐらいまでが限度です。2ctを超えるパライバは、99.99%、アフリカ産です。1ctを超えるだけでも、レア。
(12)パライバの上級品は、「色味」「蛍光感」「とろみ」のみならず、石自体に「強いキラキラ」がある。石自体の「透明度」が高いからである