内容は言わずもがな。
ラインナップは意外な経歴の名手揃い。
故Bernie Torme(Vo、G、ex-Gillan、後にOzzy Osbourne、Torme、Desperado、GMS他)、
故Phil Spalding(B、Vo、ex- Bernie Torme Band 後にGTR、Mike Oldfield、Toyah(かのRobert Frippの妻!)他)、
Nigel Glockner(Ds、後にGTRⅡ、Saxon、Tony Martinセッション他)、Mark Harrison(Ds)となります。
またゲストに元同僚のColin Towns(Key、Flute、当時Gillan、ex-Ian Gillan Band、現Colin Towns Mask Orchestra/HR BIGBAND他)となります。
そもそもJimi Hendrixをルーツに持つものの、パンク分野で活躍。
非常に高い評価を受けたものの、HR回帰したIan Gillanにスカウトされ”Ian Gillan Band”(後に”Gillan”に改名)に加入。
”Mr.Universe””Glory Road””Future Shock”という大傑作を制作。
非常に攻撃的な演奏で高い評価を博し大成功を収めるものの、Ian Gillanは創作面で王立音楽院出身のColin Townsを重視。
創作面に不満を抱いた故Bernie Tormeは”Future Shock”リリース後に急遽脱退。再びソロへと転向するという経緯がございます。
そもそも”Future Shock”制作時に並行して制作が進められていた模様。
当時の同僚Colin Townsの手助けを借り制作を進めていた感。
”Gillan”ではColin Townsと絡んで創作に関わったものの、Ian GillanはColin Towns重視。
もっと”Gillan”でギター中心の音楽性を指向したかった感が伺える音楽性でございます。
故Bernie Torme特有のパンク色の攻撃性が絡む音楽性であるもののNWOBHMや八十年代を睨んだ感のある整った音楽性で、
後に聴かれる故Bernie Tormeの音楽性では一番八十年代HR色が強いもの。
(Key奏者込みの音楽性という事もあり)案外纏まった楽曲が揃い、
この音楽性を”Gillan”で生かしたかったという故Bernie Torme本人の意向が感じられる感がございます。
故Bernie Tormeは感覚に任せたソロ演奏の感がございますが、ここでは八十年代を意識した感があり、非常に整った感のある演奏が聴かれます。
”Gillan”の”Future Shock”用に用意したものの不採用となった楽曲を生かした作品という感。
不採用となったものの楽曲の出来には自信を深め、”Gillan”脱退を決意させた感がございます...............................................
R&R寄りのHRとも呼ばれた”Gillan”ではございますが...........................
その音楽面の攻撃性や鋭角さはこの故Bernie Tormeが担っていた事が判る音楽性となっております。
プロデュースはかのNick Tauberと故Bernie Torme自身。
(前者はトリオ時代のThin Lizzyを手掛ける。後にMarillionや”Misdemeaner”UFO等を手掛ける)
ここも意外性のある組み合わせの感がございます......................................
この機会に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しく御願い致します。