御存知!巨匠Miles Davis、Gil Evansとのアート的邂逅 大傑作「Sketches Of Spain」(+3) 日本独自SACD仕様盤 未開封新品でございます。同制作時よりの未発表曲やテイク違い含め、興味深いボーナス曲3曲がミソでございます。
日本独自SACD仕様盤でございますが、「SACD再生専用」でございます。 DSDマスタリング方式を採用したもので、非常に解像度が高いものでございます。
そもそもアナログにせよ、CDにせよ、SACDにせよ、マスターテープを如何にそのフォーマットの中で再現するか?が一番重要でございます。
ここ近年ではアナログが一番マスターテープを再現していたのではないか?とオーディオ・ファンからの指摘がございます。名マスタリング・エンジニアが手掛けた当時のアナログ盤が高値で取引されるここ昨今。
こちらは、スクラッチノイズはございませんが...................................................
内容は言わずもがな。
かの「アランフェス協奏曲」に興味を持ったMiles Davisが「ジャズ・オーケストラでの再構築」を思いつき、
制作でよく絡んでいた自身のジャズ・オーケストラを率いるアレンジャーGil Evansにアイデアの実現を依頼した事から始まる作品でございます。
ビッグバンド/ジャズ的な華やかさ・愉しみを伴う以前の「Miles Ahead」での制作とは異なり、ここではジャズとは言えどもアート感を伴う「オーケストラ色」が強い作風となっており、
スパニッシュ色のメロディ感覚を基に映像感覚を伴うかの様な楽曲が揃います。
Miles DavisはここではTrumpetだけではなくFlugelhornも使用致しております。
正直、演奏者としては他に優れた方がおられるとの評価があるMiles Davisではございますが、即興者としての独特の感覚そして(ここではGil Evansにアレンジを託しているとはいえ)無駄な贅肉を削ぎ落とすかの様に音を省いていく様、
指摘・指示していくオーガナイザーとしての感覚は他に追従する者がいない感がございます。
後々のヨーロッパ系ジャズの勃興やビッグバンド/ジャズとは異なるジャズ・オーケストラの有り方、後にかのPeter Gabriel主導で知られる事となるワールド・ミュージックに影響を与えた先駆的な作品としても
後に高い評価を受ける作品でもございます...........「ジャズは自由である」と某ミュージシャンの御言葉がございますが..................................
後に名ベーシストJaco Pastoriusが「Word Of Mouth」という自身のジャズ・オーケストラを率いますが、かの「Miles Ahead」やこの作品を参考にしていた感がございます。但し、底知れぬ闇が感じられるものではございますが................
現在では入手が非常に困難の模様。この機会に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しくお願い致します。