こちらの日本盤は日本独自リマスターとなっており、海外盤に比べ音質が向上しております。
内容は言わずもがな。
ラインアップは名手揃い。
Simon Phillips(Ds、Per)、Ray Russell(G、ex-Rock WorkShop、RMS等)、Michel Forman(Key、John Mclaughlin、Wayne Shorter他)、Wendell Brooks(Sax)、
故Mike Porcaro(Toto)/Jimmy Johnson(Allan Holdsworth、Lee Ritnear、James Taylor他)/John Pena(B ex-Los Lobotomys、Larry Carlton他)、Chris Turjillo(Per)、Shella.E(Timbales)となります。
演奏面ではSimon Phillips/Michel Formanの基本ユニットにゲストミュージシャンが絡むものでございます。
音楽性としてはSimon Phillipsと長年の付き合いとなるブリティッシュ・ジャズ系の重鎮名手Ray Russellを加えPhillips/Russell/Formanのトリオが核となっております。
後々に固定バンド形式をとるソロ作のジャズ・ロックやプログレ/ハード・フュージョン系の音楽性に繋がるものではございますが、音楽的パートナーシップを組んだMichel Forman/Ray Russellの音楽性を加味した模様。
複雑な変拍子やハイテク演奏が目立ちますが、一連のソロ作の中では一番コンテンポラリーな感覚のある作品となっております。
楽曲によっては変拍子/ハイテク演奏とは言えど「コンテンポラリー系ジャズ/フュージョン時代の渡辺貞夫」を彷彿とさせるもの(但し、その楽曲にSaxが入っておりませんが......)もあり、非常に興味深いものでございます。
変拍子/ハイテク演奏とは言えど、セルフパフォーマンス前作1st「Protocol」(ネタばらし的ではございますが......)で聴かれたメロディアスな感覚重視、
楽曲の良さと巧みな演奏の絶妙なバランス感覚は引き継がれている事がミソでございます。
また楽曲のスタイル毎にベーシストを使い分ける事もミソでございます。
Totoでの同僚だった故Mike Porcaroとの貴重なリズム隊が目を惹きますが、かのLos Lobotomysでのビジネストラブルで二度と聴かれないであろうと言われるJohn Penaとのリズム隊。
数々の名セッションでお馴染み、故Allan Holdsworthが絶大な信頼を置いていたJimmy Johnsonとの意外と顔合わせがなかった希少なリズム隊も非常な聴き所でございます。
また、現在ではプロデューサー/録音エンジニア/ミキシング・エンジニアとしても活躍・高い評価を受けるSimon Phillipsでございます。
ここでは別のエンジニアが手掛けておりますが、音質に対する拘りは以降の自身が手掛ける作品に繋がるもので非常に優秀な録音となっております。
日本にも菅沼孝三さんという良い作曲が出来るハイテク名手ドラマーがおられますが、演奏だけでなくプロデュースの有り方も楽曲の良さと演奏の面白さの絶妙なバランス感覚の上に成り立つもの。
二人に非常に共通したものであると存じます。
現在ではこの日本独自リマスター仕様盤は特に入手が困難。この機会に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しくお願い致します。