『オール・シャル・ビー・ウェル』の後、1996年に発表された、こちらも日本オンリーのアルバム(後に米盤リリース)。 『オール・シャル〜』の延長線上にある作品で、英国郊外の田園地帯を思わせる牧歌的なもの、少年聖歌隊のようなアストレイ独特の中性的なヴォーカルが主役だが、今回はフェアグラウンド・アトラクションのバッキング・セクションが参加してこれまでにない音を運び、しかもとても相性が良い。今回も元ドリーム・アカデミーのケイト・セント・ジョンがサポートし、そして10歳になった娘、フローレンスが1曲でソロ・ヴォーカルをとっている。表題曲はアイルランドの詩人、イエイツの詩に曲をつけて改編したもの。 その後、現在までアストレイは断続的に音楽活動を続けているが、『Hope In A Darkened Heart』(1986年)、『オール・シャル・ビー・ウェル』(1992年)と続いた音楽スタイルは本作で終わっている。