???盤 Rockit Enterprise RIES-74 バンド名はちゃんと分割すると、Balletti Rosa Di Macchia、直訳したら「ローザ・ディ・マッキア・バレエ団」ということになるのでしょうか。Jacket Made in Canada とプリントされているのでカナダ盤という説がありますが、某海外の有名プログレ・ロック専門ディーラーのサイトでは、「日本盤」とはっきり表記されております(プレス国がたとえアメリカでも)。内容は、イタリアン・シンフォ・プログレもビックリの高水準のシンフォニック・プログレで、文句のつけようがありません。最近のイタリアン・プログレよりずっとずっとセンスが良いです。ハモンド・オルガンやメロトロンもたっぷりです。繊細で美しい楽曲であり演奏です。海外では3万円台から5万円という高額プレミア付き。シールド新品です。
★実際に存在したイタリアン・バンドによる70年代の録音であるとの情報をくださいました方、ありがとうございます。その話は購入の時に伺っておりましたが、後に、様々な情報を総合して、フェイクと判断しておりました。しかし、私にも、自身の判断に一点の曖昧な記憶がありました。それは、このバンドの録音の、テスト・プレス盤だったか、アセテート盤だったか、はたまたオープンリール・テープだったかの、記憶が定かではないのですが、イギリスの、後にキッシング・スペルという復刻レーベルを興した方(か、そのレーベルの関係者)だったと記憶していますが、その方がオークションに出品していた記憶があるのです。もちろん私の思い違いの可能性もあります。
後々、このLPを買ってくれないかと「(あえて空白にしておきます)」から声掛けをされ、購入の時点では、ああアレだと納得したのですが、後になって、フェイク・イタリアン・バンドとのウワサを確認しようにも、すでに元のオークション情報は破棄していて確認できず、その後の海外情報で、徐々に、徐々に、米国の某バンドの録音との疑いを大きくしてゆきました。日本のバンドだという海外の方もいらっしゃいますが。
★ちなみに、私が疑っていたバンドとは、ヴィクター・ペライノズ・キングダム・カム、でした。根拠はあえて示さないでおきます。
以前に出品した時の文章は下記に残しておきます。なんか、こんな推理というか想像、あるいは妄想、楽しくって。
情報をくださいました方は、オリジナル! を所有しておられるということで、もう、イタリアに、実際に存在したバンドのものであるということは間違いないのでしょう。情報を教えてくださった方の所有のものが、私の出会ったオークション出品のものと別物なら、確実にオリジナル(アセテートor テスト・プレス)は複数枚存在するということで、イタリアン・シンフォニック・プログレ・ロックの70年代名盤に数えられるべきものが、全く認知されないまま、現在まで言及されなかったことになってしまいます(実はマーキー誌には、あまりいただけないレビューが掲載されていて、読んだ記憶はありますが。その後発売された「イタリアンロック集成」からは、当然のようにハジカレテおりました。日本国内でのわずかな流通であった思いますが、マーキー誌のライターの方はその時点でもう、イタリアものとはみなしていなかった、あるいは疑っていたということも想像できます)。
★イタリアで発売されているイタリアン・ロックの本をチェックしても全く記されていないので、また、本当にイタリアン・バンドなのだろうかという疑いが生じてきたのですが、私に情報をくださったオリジナルを持っているという方がおられるので、間違いないでしょう。
★いつまで経っても認知のされていない、その決定的な理由も定かでない、困った、残念な、報われない、不幸な、レコードです。日本国内での、たぶん、そのスジのスキ者へのみの声掛けによる流通、といったことが原因ではないでしょうかね。その時に指定された頒布価格は4800円です。
★失礼なことを書いてしまいますが、オリジナルを所有しているとメールをくださった方が、制作にかかわっていた方で、私は再び、一杯食わされているのじゃないだろうかという疑惑が次第に膨れ上がる今日この頃です。
★しかし、声を大にして伝えたいのは、歌詞のPoorなイタリア語はさておき、音楽そのものは繊細で美しく立派なものです。
※自己紹介欄をご確認のうえご入札ください。よろしくお願いいたします。
(2021年 6月 10日 10時 40分 追加)どうやら海外では、日本の、大阪のバンド、というのが定説となっているようですね。そう判断する根拠はどこにあるのかという気もしますが。関係者の方が名乗り出さえすれば済むのですが、まあ、無粋ですかね。そういえば、カルナ・ヒューレ(カルナ・カヤール)とかブラスト・バーンとか、日本のバンドでありながら謎なままの存在もありますしね。
(2021年 6月 29日 17時 04分 追加)シュリンク品に関しましては、落札後に開封して、中身を確認させていただきます。もし、不良品の場合は、それなりの値引きもしくはキャンセル可能の対応をさせていただきます。