生誕150年 池上秀畝―高精細画人― 練馬区立美術館 2024年3月16日~4月21日に開催されなした。
旧家知人蔵出しの貴重な池上秀畝 「飛雁之図」掛け軸です。
本作は「高精細画家人」と評されたように細密な表現が如何なく発揮されています。
腹を見せ、背を見せ急降下する二羽、首を曲げ着水せんとする
先達との三羽の雁を描いた躍動感ある「飛雁之図」の細密画です。
秀畝作には一気に描いた鳥図も多くあり、本作は最も細密な表現の鳥図一つと思われます。
全体の構図や、あえて雁の背、腹の二面を描き分けているところ、緊迫感ある眼や表情、
また、羽の繊細な表現などその画力には驚嘆するものがあります。
【池上秀畝】1874-1944
明治-昭和時代前期の日本画家。明治7年10月11日生。長野県出身
帝国美術院会員、帝展審、文展特選、文展で大正5年から3年連続特選。
帝展では無鑑査となる。昭和8年帝展審査員。山水花鳥画を得意とした。
作品は皇室をはじめ政財界、旧大名家など収蔵。
< サイズ > 全体:133cm×43cm 画寸:37.3cm×33.8 cm
軸長:48.5cm 共箱:54.5cm×8cm×7.5cm
(素人採寸ですので僅かな誤差はご容赦下さい。)
< 状態等 コメント >
・経年のお品ですので、薄シミ、ヤケ汚れ、巻きじわがあります。
・上端に1cmほど切れがあります。(画像10)
・表題自著のある箱は共箱ですが少し大き目です。
・撮影やモニター等により実物とは若干色調が異なる場合があります。
・画像にあるものがすべてです。
何か気になる方、 神経質な方はお控えをお願い致します。
気の付いたことは記したつもりですが、画像も参考にご判断下さい。
また、経年のお品であることを、ご理解いただき、
基本的にノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。
※ 公定鑑定人、公定鑑定機関によって真作でないという鑑定書が出た場合は、
返品、返金に応じます。鑑定料やその他の諸経費につきましては、
落札者様ご自身のご負担になりますので、ご了承下さい。
●宅急便で80サイズの発送となります。 梱包資材はリサイクル品を利用させて頂きます。
レアなものいろいろ出品しておりますので、 お時間のある折、当方の出品欄どうぞご覧ください。