■ 19世紀英国の趣を感じる手描きスズランと金彩デンティル装飾の逸品
1850年頃、ヴィクトリア朝黄金期のイギリスで作られたと思われる、
瑞々しいスズラン文様と金彩の美しいティートリオです。
一つひとつ手作業で縁取られたドット状の金彩デンティル(歯状)装飾が
手描きのスズランをより気高く、繊細に引き立てています。
やや厚みのあるしっかりとした素地、温かみのあるクリーム色の地肌、やわらかな艶。
現代の転写による金彩とは一線を画す、重厚な輝きをご堪能ください。
※イギリスでの購入時、コールポートと聞いて購入しましたが、
古い年代(1850年前後)のためバックスタンプはございません。
■ サイズ(約)
カップ:口径8cm、高さ7cm
ソーサー:直径14cm、高さ2cm
プレート:直径17.5cm、高さ1.5cm
※一点一点が職人による手仕事で仕上げられていた時代のお品です。
そのため、サイズや重さにわずかな個体差がございますが、
現代の工業製品にはない、アンティークならではの醍醐味とご理解頂ければ幸いです。
■ コンディション
・カップ: 縁(リム)部分に小さなチップ(欠け)がございます。
幸いにも絵柄の美しさを大きく損なう位置ではなく、
古い陶器特有の柔らかな質感に馴染んでおります。
・ソーサー、プレート: ヘアライン(ニュウ/細いひび割れ)が確認できます。
いずれも、アイアンストーン(硬質陶器)特有の貫入、
製造時のサンドスポット(黒点)、および金彩の擦れがございます。
現代の完品にはない、長い年月を生き抜いてきた「骨董」としての風合い、
そして19世紀英国の力強い手描きの筆致を愛でていただける方へ。
ダメージを考慮した特別価格にて出品いたします。
この機会に、希少なスズラン文様の歴史の一片をお手元にお迎えください。
■ 本品の見どころ
瑞々しい絵付け:
鈴蘭の白い花びらの厚み、葉の繊細なグラデーション、背景の淡いぼかし。
絵付け師の息遣いまで伝わるような、生命力溢れる描写です。
重厚な金彩:
縁を彩るクラシカルなデンティル装飾。鈍く光る古い金彩が、気品を添えています。
温かみのある質感:
磁器よりも重厚で、温かみのあるクリーム色の地肌に、
ヴィクトリア朝黄金期の息吹を感じます。
まだボーンチャイナが一般的になる前の、
陶器から磁器へと進化を遂げる過渡期の力強い質感です。
■ 注意事項
アンティーク、ヴィンテージ品は、現代の大量生産品とは異なり、
一つひとつの重さ、厚み、色合いが微妙に異なります。
点々(鉄粉)や貫入も当時の製造工程によるものです。
古いものに理解のある方、この一期一会の出会いを大切にしてくださる方の
入札をお待ちしております。丁寧に梱包してお届けいたします。