LEATHER TOGS MFG.Co.
1930年代では、レザージャケット(モーターサイクル・ジャケット)の黎明期とも言われた時代で、様々なブランドから色々なレザージャケットがリリースされておりました。まだ当時は確立され定番化されたレザージャケットはなく、各ブランドからは機能性溢れるデザインのジャケットが試行錯誤しながらリリースされておりました。
戦後、アメリカにも大量生産の時代が訪れ、消滅していったブランドが沢山あります。ヴィンテージ界では、今現在もレアブランドとして、その名が通っているサンフランシスコの “ピーターズ” やボストンの “レザートグス” などがありますが、どちらのブランドもデザイン性や品質性、機能性に拘り凝った作りをしております。
時代的には、少量生産時代で一つ一つ手作業で気持ちの込められたカスタムメイドのアイテムばかりだったのでしょう。
そんな幻と呼ばれているレザーブランド”レザートグス”のアイテム・シリーズです。1920〜1940年アメリカ・ボストンにて創業し存在したと言われ、作られていた製品は全てがオーダーメイドで高級品仕様の少量生産とされ唯一無二のアイテムだったそうです。世界で初めてとなるDポケットタイプのライダースを作られたとも言われており、ヴィンテージでは同じ物が出て来ません。戦後に自然消滅したためブランド詳細は謎のままですが、そのブランドに敬意を表し、今、フリーホイーラーズの手によって蘇ります。
「レザートグス」という名のレザーメーカーは、当時のバイク乗りや、飛行機乗り達の為にカスタムオーダーメイドでレザージャケットやブリーチズを作成していた。その熟練した技術を持つ「レザートグス」が、U.S.NAVYに向け飛行服を納入していたらというイメージを具現化したモデル “37J1″。
その現存数の少なさから、知る人ぞ知ると言われるこの “37J1” レザージャケットは、実はUSNだけではなくUSMC、USCGのパイロットに着用されていた事が、ポートレートを含む数少ない資料から確認されているが、未だ謎の多い飛行服である。
今回フリーホイーラーズがリリースするオリーブカラーは、ヴィンテージマニアの間で幻と言われるカラーです。
実名復刻シリーズ 「レザートグス」より、1927年に採用された “37J1” 飛行ジャケットのファーストタイプをモチーフとし、もしもレザートグスが “37J1” ジャケットを製作したらという設定で、フリーホイーラーズ・オリジナルの “37J1” として完成しました。
同シリーズでは、実在したモデルの復刻アイテムがリリースされておりますが、この “37J1” ジャケットはディテールやパーツなどを完全復刻したものではなく、オリジナルのディテールとしてアレンジが加わっております。
もちろん、素材感、機能性、細かなパーツなど、全てにおいて凝りに凝った丁寧な作りになっており、オリジナル(ヴィンテージ)とまた違った楽しみ方が出来る仕上がりとなっております