ブルース、ソウル、ニューオリンズ・ファンクをブレンドしたそのサウンドは70年代初期のアメリカン・ロックの一つの到達点と言っても過言でないテンションとグルーヴを感じさせる。中でも全編に渡って炸裂するエイモス・ギャレットの官能的なギター、そしてポール・バターフィールドの鬼気迫るハープとヴォーカルがたまらない。また渋いヴォーカルのジェフ、ソウルフルなヴォーカルのロニーも独特のアメリカン・ルーツを披露していて東海岸のスーパーグループとして長く歴史に残るであろう。さらに跳ねまくるビリー・リッチのベースとクリストファー・パーカーのタイトかつスリリングなドラムスのコンビネーションはただただ強力としか言いようが無い。ボビー・チャールズとリック・ダンコの共作による名曲Small Town Talkにおけるエイモス・ギャレットのギター・ソロはもう何も言う事無し。必聴!
Produced By Geoff Muldaur、Paul Butterfield、Nick Jameson
Paul Butterfield(vo.harp)
Geoff Muldaur(vo.key.g)
Amos Garrett(g)
Ronnie Barron(vo.key)
Billy Rich(b)
Chris Parker (dr)
Maria Muldaur(vo)
Bobby Charles(vo)
Howard Johnson(horn)
SIDE-A
1 Too Many Drivers 2 It's Getting Harder To Survive 3 If You Live 4 Win Or Lose 5 Small Town Talk
SIDE-B 1 Take Your Pleasure Where You Find It 2 Poor Boy 3 Louisiana Flood 4 It All Comes Back