16.5×12cm×16枚×3ケース=48枚
【形態】各々16枚のガラス乾板が収められた三箱(紙などには包まれていないまま)。
便宜上各箱に番号①・②・③を記す。 【画像1・2参照】
各箱毎に1~16の通し番号を付ける。 【画像3参照】
(何らかの順番では並んでいなかった。)
各上箱の側面に「八坂神社」の記入あり。【画像1参照】
【内容】
「八坂神社」が収蔵していた古文書をガラス乾板に焼き付けたものと思われる。
古文書は当方門外漢なので、文書に記される「和暦順(西暦順)」に並べてみた。
箱毎に並べてみると、少なくとも「年代順」には並んでいなかった。【画像4・5・6参照】
「箱①・②・③」を無視して全体を並べてみると【画像7参照】、
箱③・番号10 ・西暦887・仁和?3年
が最も古そうだが、「仁和」は読み違えている可能性が高い。
次は 箱②・番号2・西暦1166・仁安 1年
最新は 箱③・番号12・西暦1868・慶應4(明治元)
因みに、箱①番号3 がいくつかあるのは、その文書内に記される箇箇の文書に和暦が記されていたためである。
*一枚の紙の横の長手を折って、その折り目を下にして文言を記す形式【画像8参照】があるが、箱①番号3、箱②番号1、12、16はそれである。
*「禁制」【画像10参照】というのもある。箱③番号8、9、14。
*「備後國小童保相傳系圖」が箱①番号15【画像9参照】に載っている。
【備後國小童保】については、箱②番号14にも見える。
*金額が記されるのは「寄進」も含めて、所謂「上納金」の類いであろう。
*文字の並び具合から一通の文書を復元できる気もする。
例えば、箱②番号1~4は、重なり部分(撮影するときにわざと重なり部分を作る)に気をつけてみていくと、「1→2→4→3」になる。
【由来】古書店から購入。詳細は不明。
【追伸】
同封してあるもの。
・ガラス乾板から画像化(ネガ)したもののプリント。48枚。
・ナマ画像DATA。(CDに焼き付け)
※欠けが見られる。
※全体的に、経年による汚れやくすみ、擦れあり。
※梱包材の再利用に努めています。ご理解下さい。