御存知!第一期Deep Purple傑作1st「紫の世界」 英米オリジナル・リリース時ジャケットデザイン二作復刻紙ジャケットK2HD/HQCD仕様限定盤
国内盤未開封新品でございます。
日本独自リマスター、K2HDマスタリング方式+HQCD仕様でございます。
輪郭がくっきりしたものではございますが、現行リリースものとしては一番アナログ音に近いものという感がございます。
内容は言わずもがな。
ラインナップは極初期名手揃い。
御存知!故Jon Lord(Key)、御存知!Ritchie Blackmore(G)、名手Ian Paice(Ds)、Rod Evans(Vo、後にCaptain Beyond)、
Nick Simper(B、後にWarhorse、Nick Simper's Fandango)となります。
かのDerek Lawrence(後にWishbone Ashや元YesのPeter Banks参加のFlashを手掛ける)がプロデュースを担当致しておりますが、
制作は何と三日間!
驚くべき制作期間でございますが、キャリアもあり楽曲・演奏共に非常に練られたもの。
(ほぼ一発録りではございますが)後は録音を待つのみ、と言う事なのでしょうか.......................................................
正直、(当時のレーベルからして)安普請の感が否めませんが、非常に質の高い音楽性。
オルガン中心の「アート・ロック」と呼ばれた音楽性でかのVanilla Fudgeと比較された時代のものでございますが、
故Jon Lordのアカデミックさが鍵となる感がございます。
かのYardbirds等に代表される六十年代初期~中期のロック音楽未細分化時代から脱皮しつつある音楽性でございますが、
王立音楽院(中退ですが....)出身の故Jon Lordのアカデミックさが背景に目立つもの。
故Jon Lordのアカデミックさとは言えど、次作以降~ソロ作に繋がる(室内楽団付帯曲の様な)大作主義とは異なるもの。
「理路整然」とした感のある楽曲や音楽性の感がございます。
故Jon Lord/Ritchie Blackmoreに代表されるインスト面の個性とRod Evansのヴォーカルに代表されるポピュラー面が上手く融合されているもの。
次作以降での棲み分けとも分裂気味の音楽性とは異なる音楽性でございます。
1stシングル”Hush”が大ヒット、アルバムも好セールス。
アメリカ進出前に新作を、という事で次作”詩人タリシエンの世界”が(予算・スケジュールがきちんと組まれたものの)急遽制作されます。
されどバンドの演奏・アンサンブルや音楽性の成長は非常に速いものとなり、
その頃には故Jon Lord/Ritchie Blackmoreのインスト面に代表される音楽性とRod Evansのポピュラー性に亀裂が生じつつある状況となります。
現在の「ジャム・バンド」と呼ばれるバンドにも繋がる感のある音楽性でもございます。
ハードロック化した第二期もそうでございますが.....................................
後に登場するかの”Uriah Heep”に繋がる音楽性の感があり、
ここから(バンド・コーラスの有り方含め)同じオルガン中心バンド”Uriah Heep”の音楽性の基礎アイデアが生まれた感もございます。
(バンド音楽性コンセプトのパクリと取られたからこそ、
報復として2nd”Salisbury”一曲目のネタからかの”Highway Star”が生まれたのでしょうか?.............................................)
現行リリースのものと同じBBC収録物を含む貴重音源ボーナストラック付でございます。
この英米オリジナル・リリース時の復刻デザイン紙ジャケット仕様盤は現在は入手困難。是非この機会に。