【商品説明】
1930年代〜40年代のUSAヴィンテージ。
ヴィンテージ界隈では「大戦カバーオール」と呼称されるヴィンテージカバーオールです。
私がヴィンテージデニムにのめり込んでいたのは35年くらい前で、その当時この手のものは3万〜4万円台で買えたものです。
もうとっくの昔にヴィンテージデニム熱は冷めて、クローゼットに長年放置していたものですが、最近ではこの手のヴィンテージデニムも驚くほど価格が高騰しているようです。
ヴィンテージショップでの販売、オークションやフリマサイトなどの取引など媒体によって価格差あるようですが10〜30万円前後、真紺と呼ばれるような色落ちのほぼないものだと60〜80万円前後の値付けもあったりと驚くばかりです。
私自身、往時はいろいろと所持していたヴィンテージデニムですが、正真正銘これが最後の1着です。
最後に残ったのはちゃんとした理由がありまして、残るべくして残った1着です。
その理由としましてはヴィンテージとしての希少性といったこととは全く別の次元で、このカバーオール自体が「ファッションできる」個体であったということです。
まずご注目いただきたいのは襟の大きさとかたちです。
台襟がついた立体的にきれいなカーブを描く美しいロールと極々小さな襟。
数ある大戦カバーオールの中でも、ここまで小さな襟の個体はまずありません。
ただ単に小さいから良いというわけではなく、美しくロールしたカーブを描きつつちょこんとした小さな襟がのった顔立ちが、現代のファッションにもフィットするポイントのひとつで、ここが大きくなるだけで間延びして、一気に野暮ったく見えてしまう、かなり大切なパーツであります。
そして、袖付けがラグランスリーブであるということ。
大戦カバーオールの袖付は肩線で袖を縫い付けるセットインスリーブの方が大多数を占めており、ラグランスリーブはどちらかと言えば少数です。
これも希少性があるから良い、というわけではなく、これによって着用時にやわらかく肩がドロップします。
作りとしてはラグラン2枚袖になりますが、肩ライン上に縫い合わせがこないため、バーバリーの1枚袖のように肩幅に関係なくきれいに肩が落ちるわけです。
セットインスリーブでは相当なビッグサイズでないと、肩がドロップすることはないと思います。
人によって価値観は様々ですが、肩がぴったりフィットしたスクエアなシルエットが好きな方は良いのですが、肩がなだらかに落ちて適度なAラインを描くシルエットが好みの方は、絶対にこちらです。
バーバリーの1枚袖が近年人気が高いのも、この点がファッションとして評価されたものです。
またサイジングが素晴らしく着丈と身幅のバランスがよく、比較的身幅が広めなことでよりAラインのシルエットも美しく出ます。
裄丈(襟後ろ中心から肩線を通り袖先までの長さ)が84cmとほとんどの方はこれで袖が足りないということはないくらいのベストサイズでしょう。
2ポケット4ボタンの削ぎ落とされたシンプルさもファッションができるポイント。
そして、色落ちの具合でしょう。
しっかりと縦落ちしつつ、随所にでたアタリとムラのある自然なフェード感は狙ってもなかなか出せないエイジングの妙と言えるでしょう。
最後にコンディションの良さ。
こちらは特に目立つ穴や大きな修理痕などはなく、袖先のほつれをきれいに縫い留めたり、糸抜けをインディゴ染めの綿糸で閉じているくらいです。
このあたりのモデルは当然ですが80年以上経過したヴィンテージになりますので、コンディションに相当な幅があり、穴やほつれ、修理の多いものも多く、痛々しい個体も数多く存在しています。
古着好きであればそういったコンディションの個体も意に介さない人も多いと思いますが、出来るだけコンディションの良いものを選んでおいた方が長く着続けられるものです。
これは私見ですが、若いうちは襤褸(ボロ)をきていても様になりますが、歳を取ると襤褸を着ていると痛々しく見えてしまいます。(襤褸を着ていても格段にカッコいい老紳士も稀にいますが…本当に稀な例でしょう)
また、コンディションの良いものの方がリセールする場合も高い値段を取引が出来ます。
このヴィンテージデニムの高騰がどこまで続くかわかりませんが、まだまだ伸び代のある分野だと思います。
なので、値段の張るヴィンテージを買う場合、無理をしてでもコンディションの良いものを選んでおくのがベストな選択です。
長々と書きましたがまとめると…
大戦カバーオールの中でもより削ぎ落とされたシンプルな顔立ちで、絶妙な色落ちとアタリを伴い、極々小さな襟からフィットするなだらかな肩ライン、そしてゆるやかに広がる美しいAラインシルエットを実現する絶好のサイジングとまたとないグッドコンディションの超優良個体です。
試しにネットで「大戦カバーオール」と画像検索していただき、このカバーオールの画像と比較していただければ、これがいかに美しい個体であるかが、すぐにお分かり頂けるはずです。
そんな審美眼をお持ちの方に手に入れていただきたい逸品です。
この機会にぜひ!
【素材】
デニム
【サイズ】
裄丈………..84cm
身幅………..61cm
着丈………..73.5cm
【状態】
袖先に多少のほつれ直しや糸抜けの補修がある程度のグッドコンディション(糸抜け箇所全てが補修されているわけではありません)
あくまでも古着ですので古着慣れしていないコンディションに神経質な方のご入札はご遠慮下さい。
説明にない見落としている瑕疵のある場合もありますので、ご了承下さい。
また説明内のサイズ表示は素人採寸によるものですので落札後多少の誤差によるクレームはご遠慮願います。