WesternElectricのチョークコイル1048Bのコアを抜いた空芯コイル4個の出品です。
7kHz 8Ωのスピーカネットワークを作るためにインダクタンスを調整した物です。
0.2mHが2個と0.34mHが2個です。
実験した当時(10年以上前)DELICAのM1Sミニブリッジで測ったのですが校正されていないし、使い方が悪いのか測る度に測定値が違っていましたので出品物に記入しているインダクタンス値はあまりあてになりません。
コイルは巻線保護のために綿テープを巻いていますが実際に使用する場合は綿テープの上からシェラックニスを塗って固めたほうが良いと思います。
出品の空芯コイルで実験する前にテクトロンのアモルフォスコアのチョークコイルで実験しましたが試聴結果は良くありませんでした。コアの音色が出ているのでは?と思い、後に出品の空芯で試しましたがこちらも同様の結果でした。2種類のコイルの実験で共通して使ったパーツはS社のフィルムコンデンサーでしたが、WesternElectricのコンデンサーでも実験するべきだったと思います。
1048Bチョークコイルの巻線を展ばしてスピーカー線として使う人もいるそうで、この空芯コイルをネットワークに使っても悪いはずはないとは思いますが、店の人にこのフィルムコンデンサー(モデル名は忘れました)をスピーカーネットワークに使う人が多いと言うのを信じて疑わずWesternElectricのコンデンサーに替えての試聴はしませんでした。
どちらのコイルの場合も同じような感じで、音が硬い殻の中に詰め込まれて飛んで来るといった印象で長く聞いていると頭が痛くなりそうだったと思います。人によってはこの方が迫力があると喜ぶ方もいるかも知れませんが、このフィルムコンデンサーは後に全部処分しました。
巻線は平角銅線でエナメル線に見えますが年代的にポリウレタン被膜線と思います。 銅線ではなくアルミニウムの巻線もありましたが出品しているのは4個とも銅線です。
1048B等のコアを使ってオリジナルOPTを作っていたオーディオ工房も在りました。
参考として1048B チョークコイルとコアを抜いた巻線の画像を載せましたが、こちらは出品には含みません。