廃盤
14CD
ワーグナー:
『ニーベルングの指環』全曲
ヤノフスキ
&シュターツカペレ・ドレスデン
テオ・アダム
ペーター・シュライアー
ドレスデンのルカ教会におけるセッション・レコーディング。
上質な音響条件を反映して、オーケストラ・パートを隅々まで聴くことができるスコアに忠実なリ ファレンス的録音としても有名な存在。
しかもそのオケ・パートを演奏するのは東ドイツ時代のシュターツカペレ・ドレスデンということで、
ニュアンス豊かな サウンドが改めてワーグナーの書法の繊細な魅力を示してくれるかのようです。
指揮のヤノフスキ(ヤノウスキー)はドイツの指揮者。
1939年2月18日にワルシャワで生まれますが、ほどなく第二次世界大戦が勃発したため、すぐに 母親の両親の住むドイツのヴッパータールに移住し、ドイツで暮らすこととなります。
最初数学を専攻したヤノフスキですが、やがて音楽の道に進むことを決 意、ケルン音楽大学に進んで指揮を学び、さらにウィーンやシエナでも研鑽を積みます。
そうした事情もあってか、ヤノフスキのCDには独墺系レパートリーが多いようですが、レパートリーそのものは、オペラとコンサートの両面で近現代音楽やフランス物までカバーしていてかなり広く、
ヤノフスキの多彩な才能が十分に窺えるものとなっています。
その緻密な仕上げと隙の無い解釈は、地元ドイツでもファンの心を着実に掴んでおり、激戦区ベルリンにあって、
手兵ベルリン放送響の聴衆動員率アップに大いに貢献し、2011年まで契約が延長されるという栄誉にも浴しています。
ヤノフスキはドイツの歌劇場叩き上げタイプのオペラ統率ができる人物でもあり、
シュターツカペレ・ドレスデンを指揮したこの『指環』では、歌手それぞれの持ち味と美しいオーケストラ・サウンドを堪能させつつ、引き締まったドラマ展開を創出しています。
ブックレット付き。
・ワーグナー:『ラインの黄金』全曲
ヴォータン:テオ・アダム
フリッカ:イヴォンヌ・ミントン
フライア:マリタ・ナピアー
フロー:エバーハルト・ビュヒナー
ドンナー:カール・ハインツ・シュトリュツェク
ローゲ:ペーター・シュライヤー
ミーメ:クリスティアン・フォーゲル
エルダ:オルトルン・ヴェンケル
アルベリヒ:ジークムント・ニムスゲルン
ファゾルト:ローラント・ブラハト
ファフナー:マッティ・サルミネン
ヴォークリンデ:ルチア・ポップ
ヴェルグンデ:ウタ・プリエフ
フロースヒルデ:ハンナ・シュヴァルツ
Disc3~6
・ワーグナー:『ワルキューレ』全曲
ジークリンデ:ジェシー・ノーマン
ジークムント:ジークフリート・イェルザレム
フンディング:クルト・モル
ヴォータン:テオ・アダム
ブリュンヒルデ:ジャニーヌ・アルトマイヤー
フリッカ:イヴォンヌ・ミントン
ヴァルトラウテ:オルトルン・ヴェンケル
ヘルムヴィーゲ:ルース・ファルコン
オルトリンデ:シェリル・スチューダー
ゲルヒルデ:エーファ・マリア・ブントシュー
シュヴェルトライテ:アンネ・イェヴァン
ジークルーネ:クリステル・ボルヒャース
ロスヴァイゼ:ウタ・プリエフ
グリムゲルデ:キャスリーン・クールマン
Disc7~10
・ワーグナー:『ジークフリート』全曲
ジークフリート:ルネ・コロ
ブリュンヒルデ:ジャニーヌ・アルトマイヤー
さすらい人:テオ・アダム
ミーメ:ペーター・シュライヤー
アルベリッヒ:ジークムント・ニムスゲルン
ファフナー:マッティ・サルミネン
エルダ:オルトルン・ヴェンケル
森の小鳥:ノーマ・シャープ
Disc11~14
・ワーグナー:『神々の黄昏』全曲
ジークフリート:ルネ・コロ
ブリュンヒルデ:ジャニーヌ・アルトマイヤー
ハーゲン:マッティ・サルミネン
アルベリッヒ:ジークムント・ニムスゲルン
グートルーネ:ノーマ・シャープ
グンター:ハンス・ギュンター・ネッカー
ヴァルトラウテ:オルトルン・ヴェンケル
ヴォークリンデ:ルチア・ポップ
ヴェルグンテ:ウタ・プリエフ
フロースヒルデ:ハンナ・シュヴァルツ
第1のノルン:アンネ・イェヴァン
第2のノルン:ダフネ・エヴァンゲラトス
第3のノルン:ルース・ファルコン
ライプツィッヒ放送合唱団
ドレスデン国立歌劇場合唱団
シュターツカペレ・ドレスデン
マレク・ヤノフスキ(指揮)
録音時期:1980~83年
録音場所:ドレスデン、ルカ教会
録音方式:デジタル(セッション)
プロデューサー:オスカー・ヴァルデック
ディレクター:ヘルムート・ハーヌシュ
エンジニア:マンフレート・メルヒオール
コンディション良好。
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