6CD
廃盤
ドヴォルザーク:
交響曲全集
管弦楽曲集
イシュトヴァン・ケルテス指揮
ロンドン交響楽団
1963~66年ステレオ録音。
43歳で高波にのまれて亡くなった天才指揮者、ケルテスの代表作の一つがこれ。
当時のデッカの迫力ある音調と、ケルテスの覇気に満ちた指揮ぶりがうまく結びついた爽快な演奏で、全曲みごとな仕上がりです。
ドヴォルザーク最初の交響曲となった交響曲第1番『ズロニツェの鐘』は、23歳のときに書かれたもので、
ドイツのコンクールに応募するものの入選することなく楽譜も紛失してしまったため、ドヴォルザークの生前には演奏も出版もされませんでした。
楽譜が発見されたのは1923年のことで初演は1936年、出版は1961年という不遇な歴史を持つ作品でもあります。
作曲当時のドヴォルザークは劇場のオーケストラでヴィオラ奏者として演奏する一方、音楽教師の仕事もおこなっており、作曲活動にも徐々に本腰を入れ始めていた時期でもあります。
その頃のドヴォルザークは熱心なワグネリアンで、まだスメタナの教えを受ける前ということもあって、その作品にはドイツ音楽の影響が色濃いとも言われていました。
この大きな規模を持つ交響曲第1番『ズロニツェの鐘』でもベートーヴェン『運命』やシューベルト『グレート』などの影響を感じさせる一方で、
いくつかの旋律はのちのドヴォルザーク作品に転用されるなど、すでにドヴォルザークらしい個性も示されています。
タイトルの『ズロニツェの鐘』は、ドヴォルザークが少年期を過ごしたことのある思い出の場所、チェコ北西部の小村ズロニツェに由来するものです。
建築家フランティシェク・マクシミリアン・カニュカ[1674-1766]の手になるバロック様式の教会でも知られるこの小村で、
少年ドヴォルザークは、ドイツ語とヴァイオリン、ヴィオラ、オルガン、和声学を勉強してもいました。
続く第2番も同じく50分前後というかなりの力作で、30代前半までに、第3番、第4番、第5番を書き上げています。
これら5曲はすべてブラームスの交響曲第1番が完成する前に作曲されたもので、
ワーグナーからの直接的な影響が認められる曲も多いのが特徴でもありました。
そして30代後半から40代の終わりにかけては第6番、第7番、第8番を作曲、50代で第9番『新世界より』を書いています。
ケルテス&ロンドン交響楽団の演奏は、これらの交響曲を力強く解釈・表現したもので、迫力十分な仕上がりとなっています。
ドヴォルザーク:
交響曲全集、管弦楽曲集
● 交響曲第1番ハ短調 Op.3『ズロニツェの鐘』
● 交響曲第2番変ロ長調 Op.4
● 交響曲第3番変ホ長調 Op.10
● 交響曲第4番ニ短調 Op.13
● 交響曲第5番ヘ長調 Op.76
● 交響曲第6番ニ長調 Op.60
● 交響曲第7番ニ短調 Op.70
● 交響曲第8番ト長調 Op.88
● 交響曲第9番ホ短調 Op.95『新世界より』
● スケルツォ・カプリチオーソ 変ニ長調 Op.66
● 序曲『我が家』 Op.62
● 序曲『自然の王国で』 Op.91
● 序曲『謝肉祭』 Op.92
ロンドン交響楽団
イシュトヴァン・ケルテス(指揮)
録音時期:1963~1970年
録音場所:ロンドン、キングズウェイ・ホール
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
コンディション良好。
発送はクリックポストを予定しています。
土曜、日曜日は発送作業ができませんこと、ご了承ください。