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Meyer Optik Gorlitz Primoplan 5.8cm f1.9(戦前モデル)プリモプラン
Primoplan5.8cm F1.9は1937年に発売されたHugo Meyer社のレンズでVP エキザクタの交換用レンズです。
このレンズには真鍮製の戦前型とアルミ製の戦後型があるのですがこの5.8cmは戦前型にあたります。
戦前型も戦後型も大きな設計変更はないものの微妙に描写に違いがあります。プリモプランはその柔らかい描写からフィルム時代はあまり注目されることが無かったがミラーレスカメラの登場でレンズの再検証が進んだ現在ではその描写に注目が集まり人気レンズの仲間入りを果たしています。
きっかけは同じメイヤー社のTrioplanのボケがバブルボケ(シャボン玉に似ているため)として注目されたことにはじまります。
プリモプランではトリオプランほどではないがバブル調のボケも見られます。その傾向は戦後型のほうが顕著にあらわれます。しかしプリモプランの最大の特徴はその「ほろほろ」と崩壊するようなボケにあります。しかもそのボケは幻想的でもあり儚くもあります。
それはこのレンズがダブルガウスタイプやゾナー型と呼ばれるメジャーなレンズ構成ではなくゾナー型の先祖にあたる「エルノスター」の亜種となる独特の設計を採用しているからに他なりません。
現在では完全に絶滅してしまっているレンズ構成の写りを楽しめるのがオールドレンズ遊びの醍醐味といえます。
このレンズ戦後型(Red V)はよく市場で見かけるのですが戦前型はめったに見つかりません。
レンズに求められることはそのレンズ特有の個性があるかどうかということだ。1930年代の大口径レンズ戦国時代に生まれたプリモプランは独自のレンズ設計をしている。ごく一部のレンズを除き同じ設計は存在しない。それゆえその写りも実に独特なのである。同じ時代に競い合ったライバルたちはどのレンズも短命に終わり現存する個体はごく僅かでコレクターズアイテムと化し入手は困難を極める
歴史の流れに翻弄されたことでプリモプランは1950年代の後半まで生産を続けられた。そのせいで十分な数が市場にある。
商品状態:
88年のレンズにとって、外観はキレイです。アタリはありません。
詳細は写真にてご確認ください。
レンズ内ホコリ、細キズがありますが、撮影の問題はありません。
光学系の状態は、蛍光灯にかざして簡易的に確認しています。LEDなど強い光源で細かく状態を気にされる方は購入をお控えください。
返品はありません。