●DVD ネイチャーシリーズ
野生王国
富士山麓 野鳥たちの詩DVD
◎登場する野鳥たち
高山帯/アマツバメ
亜高山帯/ルリビタキ メボソムシクイ コマドリ ホシガラス ウソ キクイタダキ カヤクグリ ヒガラ コガラ
山地帯/シジュウカラ ヤマガラ エナガ メジロ イカル ビンズイ コゲラ オオルリ コルリ キビタキ センダイムシクイ クロツグミ アカハラ ノビタキ ホオアカ コヨシキリ オオジシギ アカモズ モズ ノスリ ゴジュウカラ アカゲラ アトリ マヒワ アオゲラ ハイタカ
低地帯/カッコウ ホトトギス コムクドリ アマサギ ツバメ セグロセキレイ カワセミ カワラヒワ バン オオヨシキリ ササゴイ オナガ キセキレイ カルガモ ホシハジロ ヒドリガモ ヨシガモ ミコアイサ キンクロハジロ オオバン カワアイサ コガモ コサギ スズメ マガモ ヒヨドリ キジバト サンコウチョウ
文部省選定
1996年教育映像祭
最優秀作品賞(文部大臣賞)
●解説
標高3776m。万葉の昔から人々を魅了し続けて きた富士山— その山麓は変化に富んだ多様な自然環境を持ち、 野鳥たちの宝庫となっている。ここでは、年間を通 しておよそ150種の野鳥が見られる。日本産550種 の野鳥の約30%にあたる。
この映画では、里付近の低地帯から標高2500m を超える高山帯にまで生息する野鳥たち約60種を 紹介。野鳥たちの生活を通し、富士山麓の生態系 の特徴と豊かさを克明に描く。ふだん私たちの見 慣れたはずの富士山。しかし、その姿は日々新た な表情を見せてくれる。野鳥の姿を求める映像記 録は2年に渡った。
ゆるやかで広大な裾野をもつ富士山 野鳥たちは標高差にして 1
1プロローグ
ゆるやかで広大な裾野をもつ富士山 ー 野鳥たちは標高差にして3000mもある山麓を上手にみけ、暮らしているた
2 低地帯
カッコウやカワセミ、カルガモなど、馴染みの野鳥が暮らしている低地帯。富士五湖の河口湖や東洋一の湧水量を誇る柿田川などがこの辺りだ。オオヨシキリ、ムクドリの子育て、ササゴイの採餌など見る事ができる。
3 山地帯
森の小さな湧き水には、シジュウカラやメジロ、キビタキ、クロツグミ、オオルリ、コゲラなど十数種の小鳥たちが次々にやってくる。命の水を求めて・・・、北富士演習場のある梨が原には、ノビタキ、ホオアカ、コヨシキリ、モズ、オオジシギが生息。
4 亜高山帯
亜高山帯は初夏、野鳥たちの天国になる、コマドリ、ソウ、メボソムシクイなど、水場には、日本で最も小さな野鳥キクイタダキをはじめ、カヤクグリ、ルリビタキ、ホシガラスといった鳥が水浴びにやってくる。
5 高山帯
森林限界を超えた高山帯にも、繁殖している野鳥がいる。アマツバメは、火口にある断崖の岩の隙間に巣をつくって子育て、巣立ちビナは親鳥と共に天高く舞う。
6秋~冬
夏鳥たちが去った秋、静かになった森で姿を見られるのはアカゲラ、コガラなどの鳥たち。冬には湖にカモたちの群れ。山にはアトリ、マヒワといった冬鳥。そしてハイタカ。食物連鎖の頂点に立つワシタカ類は豊かな自然環境の証である。
7 エピローグ
神秘に満ち溢れた樹海や変化に富んだ自然環境をもつ富士山麓。しかし今、姿を消しつつある鳥たちもいる。そんな中、山麓を離れた森でサシコウチョウと巣立ちビナに出逢えた。鳥たちの宝庫と謳われる富士山麓。今日も野鳥たちの賑やかな詩が聞こえる。
◎スタッフ◎
ナレーター/小山裕香
製作/陣内直行
監督・脚本/岩崎雅典
撮影/大洞陽佑
加藤孝
録音/佐久間俊夫
演出助手/軽込竜太
撮影助手/田中希
タイトル/藤原久子
録音スタジオ/東京テレビセンター
現像/ヨコシネD・I・A
監修/中山雄三
製作/群像舍
アズマックス
群像舍作品/1996/COLOR/複製不能/片面1層/時間:44分/MPEG-2/DNN-834