市松模様の色柄半衿です。
全体に生成りと黒の市松模様が描かれています。
穏やかで、深みがあり、合わせる着物を選ばない良い色柄です。
生成りは、くすんだ白のようなお色です。
白のようにも見えますが、実際に白と並べて比較すると黄色がかっているのが確認できます。
黒は、浅くも深くもない標準的な黒です。
画像のお色は、実物に近くなるよう調整いたしました。
市松とは、格子模様の一種で、石畳または霰ともいいます。
平安時代以降、装束や建築の模様に取り入れられました。
江戸時代の歌舞伎役者「佐野川市松」が愛用したことから、人気となり市松模様と呼ばれるようになりました。
市松は、途切れなく広がることから、子孫繁栄を意味し、縁起が良いといわれています。
模様の大きさは縦横6ミリです。
総柄のため、模様の出方が画像のものとずれる場合がありますので、ご容赦ください。
半衿は、着物地をカットして製作いたしました。
生地のカットは、両耳が専門業者で、両端が当店です。
ホツレを出にくくするため、両耳は特殊カッターで、両端はピンキング(ギザギザ)ハサミでカットしております。
生地はポリエステルの縮緬地です。
小紋工房ブランドで、日本製の良い生地です。
縮緬地とは、横糸に強くねじった糸を使用して織ることにより、凸凹のシボを出した生地をいいます。
シボがあることにより、シワになりにくく、手触りがしなやかになり、色あいが豊かになります。
ポリエステル製なので、繰り返しお使いいただけます。
お手入れの際は、ぬるま湯で手洗いしていただき、日陰で乾燥させてください。
アイロンがけは、当て布をし、150度以下の中~低温でしてください。
サイズは全長約107センチ、幅約16.5センチで使いやすいサイズです。
衿を左身頃の方に少し長めに持ってきていただければ、振袖用にもお使いいただけます。
生地のカットは手作業のため、サイズには多少のバラツキがありますのでご容赦ください。