絵銭 衣冠駒☆古鋳/駒曳/縁起銭/お守り銭/玩具銭/厭勝銭/e1225-3
◎名称:絵銭 衣冠駒
◎発行国:日本
◎発行年:江戸時代
◎サイズ:直径22.6mm、厚さ1mm
◎重さ:2.85g
◎品位:銅
◎発行枚数:不明
◎状態:並品/経年による古さと痛みがあります(写真参)
(参考資料)
絵銭における「衣冠駒(いかんこま)」は、駒曳き銭の一亜種で、衣冠束帯風の人物と馬(駒)のモチーフを組み合わせた意匠の絵銭を指す呼称と理解されている。
☆絵銭と駒曳き銭の位置づけ
絵銭は、貨幣形態をとりつつも通貨ではなく、玩具・縁起物・護符・記念品などとして用いられた民俗資料的な金属製品の総称とされる。
そのうち、馬が描かれたものを「駒曳き銭(こまひき/こまびき銭)」と呼び、「手綱駒」「瓢箪駒」「猿引駒」「猿乗駒」「桃猿駒」「俵駒」「衣冠駒」「和銅駒」など複数の類型があると整理されている。
☆衣冠駒の意匠的特徴
衣冠駒は、駒曳き銭の中でも、人が馬とともに描かれ、その人物が公家・高位者風の衣冠(束帯・直衣系の礼装風)として解釈される姿で表現されるタイプとされる。
実物では、古寛永通宝風型式の地金に、片面に衣冠姿の人物と馬、その配置に応じた銘文・宝字・波文などが組み合わされる例が報告されており、「衣冠駒寛永」として寛永通宝奇品・絵銭の領域で扱われることもある。
☆信仰・象徴性の背景
駒曳き銭全般に共通する基層として、馬は「神の乗り物」であり、境界突破・異界往来・神霊との交通を象徴する存在と解釈されている。
そこに衣冠姿の人物像が結びつくことで、貴種・権威・吉祥性と、馬の神聖性が重ねられ、金運・出世・旅の安全など、多義的な縁起が読み込まれた護符・招福具として機能したとみられる。
☆衣冠駒の時期と位置づけ
駒曳き銭自体は主に江戸期に盛行し、絵銭全体も室町末期から大正期、昭和初期にかけての長期にわたり製作されたが、その中で衣冠駒は比較的後期の分類語として整理された類型名と考えられる。
収集家・研究者の分類では、珍品的な駒曳き意匠として寛永通宝系密鋳銭・絵銭との境界領域に置かれ、カタログ上は駒曳き銭の細分類の一つとして記載されることが多い
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古物商許可証
神奈川県公安委員会 第451910009497
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