
Matsuoka Eikyu Art Collection 2025(発行)
松岡映丘【大和絵】作品集27ページ
発行者:松岡美術(神戸市)
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松岡映丘(まつおか えいきゅう、1881年1938年)は、大正から昭和初期にかけて活躍した日本画家で、大和絵の復興と近代化に尽力した重要人物です。
兵庫県神崎郡福崎町の出身で、本名は輝夫。
民俗学者の柳田國男を兄に持つなど、文化的素養に恵まれた家庭で育ちました。
彼は東京美術学校(現在の東京藝術大学)を首席で卒業し、後に同校の教授となります。
初期は狩野派に学びましたが、やがて住吉派の山名貫義に師事し、大和絵の技法と歴史を深く研究しました。
代表作には《宇治の宮の姫君たち》《道成寺》《伊香保の沼》などがあり、いずれも歴史や古典文学に題材をとった優雅で格調高い作品です。
彼の作品は、伝統的な美意識と近代的な感覚を融合させたものとして高く評価されています。
また、彼は「新興大和絵会」や「国画院」を創設し、多くの後進を育てました。
門下からは橋本明治や杉山寧など、昭和期の日本画壇を代表する画家たちが輩出されています。
【彼の代表作について】
松岡映丘の代表作は、大和絵の伝統を近代に蘇らせた傑作として高く評価されています。以下にいくつかの代表作をご紹介します:
●《宇治の宮の姫君たち》(1912年)
第6回文展に初入選した作品で、彼の名を世に知らしめた重要作。
平安時代の宮廷女性たちを優雅に描いています。
●《室君》(1916年)
大正5年の第10回文展で特選主席を受賞した代表作。播州・室津の遊女たちの静かな日常を、雨の情景とともに詩情豊かに表現しています。
大和絵の古典的要素と近代的感性の融合が見事で、重要文化財にも指定されています。
●《道成寺》(1917年)
能や古典文学を題材にした作品で、六曲一双の大画面にドラマティックな場面を展開。
第11回文展で特選三席を受賞しました。
●《伊香保の沼》(1925年)
群馬県伊香保の風景を幻想的に描いた作品で、第6回帝展に出品されました。
繊細な色彩と構図が印象的です。
※松岡映丘、内容はCopilotより引用