Nobsound のセレクタボックス NS-05P Black です。
■入力2(XLR・RCA)× 出力2(XLR・RCA)のセレクタ
■音量ボリューム調節付き
■電源を使用しないパッシブタイプ
バランス・アンバランス機器の相互接続に便利かと思い、
Amazon で購入したものですが、使用しませんでした。
簡易的なツールですので、ネット上に見られる問題など
あるかと思います。メリット・デメリットはご判断ください。
個人的には、それほどひどいモノを出してくるブランド
とは思っていません。Nobsound LITTLE BEAR AUDIO
以下、本機の参考記事を集めました。
■amazon.jp に商品ページは見つかりませんでしたが、
本機のユーザーコメントのようなものが残っていました。
https://www.amazon.co.jp/-/en/gp/customer-reviews/R3B8PRPH1FE0OA?ASIN=B07JKB583R
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ボリュームの微妙な調整ができるようになりその点は大変満足しています。
またXLR⇔RCAの相互変換ができるのも便利なポイントです。
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ノイズは全く発生していません。
しかし、パッシブタイプなので音質が維持されたままスルーで出力されてくると思っていたのですが、
実際にアンプに直接接続とこの機器経由接続だと、経由した場合、高音域が削られて籠った感じの音に
なっていたことに気づきました。
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→ このユーザーコメントが、本機のメリット・デメリットを一番よく表していると思います。
■Amazon.com には商品ページがありました。個々のコメント
はあまり見ていないですが、全体的な評価は悪くはないです。
https://www.amazon.com/Nobsound-Fully-Balanced-Single-Ended-Pre-Amplifier-Controller/dp/B01MXC9HHW
■海外サイトでは、上記の問題を裏付けるような記事がいくつかみつかりましたので、
参考までに下記しておきます。いずれもブラウザで翻訳すれば十分わかる内容です。
https://www.audiosciencereview.com/forum/index.php?threads/nobsound-shit-or-great.8923/page-2
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6 dB の減衰で、非常に大きなパフォーマンスの違いが見られます。ケーブルの静電容量は、
高周波ロールオフに支配的な影響を及ぼします。
教訓: パッシブ減衰器の出力とアンプの入力の間のケーブルは短くしてください。
低静電容量ケーブルの方がパフォーマンスは向上します。
結論: 少なくとも 20 dB の減衰と非常に短く低静電容量のケーブルを使用すると、
Nobsound NS-05P は Goldpoint SA1X のパフォーマンスに近づきます。
1 ~ 20 dB の減衰では、上記のように高周波が減少し、高静電容量ケーブルや長いケーブル
を使用するとさらに劣化します。
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https://www.head-fi.org/threads/goldpoint-sa2x-nobsound-ns-05p-passive-attenuator-comparison-technical-measurements.899382/
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SA2Xは高周波域でのロールオフがほとんどありませんが、NS-05Pは20KHzで約0.65dB低下します。SA2X は
+20dBuから20dB減衰でゲインの直線性を維持します。
→ こららによれば、本機のボリュームで積極的にゲインを下げるような利用方法をする場合は、
出力側ケーブルの仕様に気をつければ、良いパフォーマンスで本機を使用できるということでしょう。
いずれも本機を、「使用に耐えないもの」などとは結論付けてはいません。
ただこの辺は、ユーザーの利用方法によって変わってきますので、注意が必要だと思います。
あくまで、簡易的なものだとお考えいただけるのが、よいと思っています。