オーディオテクニカ社 ATH-L3000 密閉型ヘッドホン
2003年11月から500台限定生産された、英CONNOLLY製造のレザーを外装に施したヘッドホンです。
革で隠れて全く見えませんが、ハウジングはアサダ桜の心材を使っている、とのこと。
【商品の説明】
・完品です(元箱、本体用のポーチ大、ケーブル用のポーチ小、取り扱い説明書など)
・その他オマケとして、未使用の純正イヤパット1ペアを同梱します。(すでに生産終了品)
※写真で状態確認の上、ノークレーム、ノーリターンでお願いします。
【商品の状態】:
・ヘッドホン本体、可動部の動作、音出し確認済み、両ch良好。(2025/2/28)
・ハウジングの金属リング部分にわずかな傷とくすみがあります。
・本体装着分の純正イヤパッドは、使用に耐える状態ではありますが、
それなりの経年劣化やシワ、形状の劣化があります。
(こちらを使い倒してから、同梱した予備のパッドを使用するのがよいと思います。)
※大事に使用、保管してきたつもりですが、20年前の製品ですので、全体にそれなりの小傷や
経年劣化はあります。
※付属品を含め、製品の状態は写真でご確認ください。
【使用状況】
・2004年初頭購入し、延べ30~40時間程度使用し。その後箱に収納し保管。
ヘッドホン愛好家の宿命で使用時間は少ないですが、自分としては結構使っている方でした。
【保管状態】:
・2005年頃から箱に収納し、押し入れに長期保管。
【発送方法】
ヤマト運輸 宅急便100にて発送します。
※箱の組み上げかたによりサイズ120となる可能性もあります。
※破損防止のため、当時のaudio-technicaの段ボール箱を丸ごと別の段ボールに入れてお送りします。
かんたん決済お支払い確認後、2~3日で発送の予定です。
以上よろしくお願いいたします。
【蛇足:購入当時の思い出】
時代背景として発売当時の2003年末頃は、ipodの普及によるイヤホン/ヘッドホンユーザの拡大と、
高音質が売りのSACDやDVD-Audioが出始めた頃で、ハイエンドなヘッドホンについても、
今までにない程の注目が集まり始めた頃で、ヘッドホン愛好家はワクワクな時代背景でした。
本機はそんな注目の中、ソニーと双璧の国産ヘッドホンメーカーである、オーディオテクニカ社の
ハイエンド機として登場したのですが、それなりにイロモノ扱いもされていたように思います。
一部の愛好家から「皮かむり」(あんまり)などと揶揄されていました。
一方、上記のような印象に反して、品質については、当時のオーディオテクニカ社の
本気を感じさせるものでした。
(強力な磁気回路を設けた専用設計ドライバー、クロストーク改善のため
アース線を左右独立させた平たい平行4芯コード=通称「きしめん」、など。)
本機の出音は相対的には低域寄りですが、ドライバの素性が良いため、
高域もきちんと鳴らして明瞭さも備えており、レトロ風な外観にふさわしく、
余裕をもって鳴らす印象で、ゆったり長時間聴くのに適した音質と感じました。
重量はソコソコあるのですが、装着感は良い方でしたので、そこも美点かなと。
本機は意外と(失礼)海外の評判も良く、当時のダイナミック型ハイエンド機は、
ソニーMDR-R10、AKG K1000、GRADO PS1などでしたが、
(Edition7や、Qualia010、T1、K701などは登場前)、
これらと一緒に本機も愛好家達の話題となっていました。
(記憶ではMDR-R10はモデル末期で、当時安いお店では17万円程度で売られており、
なぜか本機の方が実売は高かったような・・)
今となってみれば、革、木材、漆塗り、といった、当時(今も続いていますが)の
オーディオテクニカ社の素材の選択は、見た目が良く、経年劣化に比較的強く、
また音質面でもネガティブな要素がなく、悪くないものだったなと思います。
(偉そうでスミマセン・・)
ダイナミック型ハイエンド機の黎明期の高揚感の中で、記憶に残る機種でした。