日本語字幕付き
DVD
シューマン:
歌劇『ゲノフェーファ』
日本語字幕付き
(※パッケージには明記されていませんが、
「日本語字幕つき」です。)
アーノンクール
&チューリヒ歌劇場
シューマン唯一のオペラ『ゲノフェーファ』。存在が地味なためか上演の機会もあまりなく、録音もCDが4種ほどカタログに存在するのみで、映像作品は皆無でした。
アーノンクールのシューマンへの傾倒ぶりは誰もが認めるところで、交響曲全集や協奏曲のほか、最近リリースされた『楽園とペリ』での感動的な演奏も記憶 に新しいところです。オペラ『ゲノフェーファ』についても、1996年にセッション録音をおこなっており、この曲の代表盤としての地位を長く保ってきてい ましたが、やはり知名度の低い劇場作品ということで、どうしても音のみで勝負するには不利な面もあったようで、このオペラが広く人気を博すまでには至らな かったことも事実です。そうした背景もあり、今回の映像作品の登場はシューマン好きに待ち望まれていたものと思われます。
主役は4人。ジークフリート伯爵とその妻ゲノフェーファ、伯爵の家臣ゴロー、ゴローの乳母で実は魔女のマルガレータを中心に、愛憎のドラマが繰り広げられてゆきます。
演出は現代風。白ベースの非常に簡素な舞台に、過剰なまでの心理描写を試みる振り付けがおこなわれ、聴き手にいろいろと考えさせる仕組みになっているのが面白いところです。
出演者の歌唱・演技はみな高水準ですが、中でも主役のユリアーネ・バンゼが見せる清楚さと苦悩、コルネリア・カーリッシュの邪悪さには見事なものがありました。
アーノンクール指揮するチューリヒ歌劇場管の演奏も、シューマンのオーケストレーションを徹底的に彫琢したもので、深い音から刺激的な音まで自在な響きで作品を濃厚に彩っていて魅力的です。
画質・音質も優れており、通常の意味でオペラティックとは言いがたい、凝った演出と強力な演奏の魅力を味わうために十分なクオリティが確保されています。
シューマン:
歌劇『ゲノフェーファ』全曲
ゲノフェーファ・・・ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)
ゴロー・・・スワン・マーシー(テノール)
ジークフリート・・・マルティン・ガントナー(バリトン)
マルガレータ・・・コルネリア・カーリッシュ(メゾ・ソプラノ)
ドラゴ・・・アルフレート・ムフ、他
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
マルティン・クシェイ(演出)
ロルフ・グリッエンベルク(舞台装置)
ハイディ・ハックル(衣装)
録音:2007年、チューリヒ・オペラ・ハウス(ライヴ)
収録時間:146分
画面:カラー、16:9
音声:ステレオ2.0、ドルビー・デジタル5.1 サラウンド
字幕:日本語・英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア
(※パッケージには明記されていませんが、
「日本語字幕つき」です。同タイトル、動作確認済み。)
NTSC
リージョン・オール
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