【ブラジル音楽LP】ブラジル音楽のすばらしい世界★中村とうよう監修!ブラジル音楽の真髄を網羅した傑作LP
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ブラジル音楽の奥深い魅力を日本に紹介し続けた音楽評論家、中村とうようの選曲・解説による入魂のコンピレーション・アルバム。それが、1979年に日本独自企画としてRCAよりリリースされた本作『MUSICA POPULAR BRASILEIRA』である。
本作を彩るメインアーティストの一人として特筆すべきは、ボサノヴァの創造者であり、世界的な作編曲家として知られるアントニオ・カルロス・ジョビン(1927ー1994)である。彼の洗練されたハーモニーは、ブラジル音楽を国際的な芸術へと押し上げた。また、ブラジル北東部の音楽スタイル「バイヨン」を広めた偉大なアコーディオン奏者、ルイス・ゴンザーガ(1912ー1989)の土着的な響きも、本作を構成する不可欠な要素である。
収録されたグループの代表格は、「Voc Abusou」の世界的ヒットで知られるアントニオ・カルロス&ジョカフィ。1969年に結成され、アントニオ・カルロスとジョカフィの2人を中心人物とする実力派デュオである。バイーア州のアフロ・ブラジル伝統音楽と、サンバや現代的なポップスを見事に融合させた、グルーヴ感溢れる力強い音楽傾向が特徴。
アルバムの最大の聴きどころは、なんといってもその歴史的かつ網羅的な選曲の妙。ブラジル初のサンバ録音とされる「Pelo Telefone」から、ジョビンの名曲「Samba do Avio(ジェット機のサンバ)」、そしてトロピカリア運動の旗手ジルベルト・ジルの初期傑作「Procisso」まで、サンバからMPB(ブラジル大衆音楽)へと至る豊かな音楽的変遷を辿ることができる全15曲。
制作時のエピソードとして、本作は中村とうようの著書『ブラジル音楽のすばらしい世界』の出版と連動して企画されたという背景がある。当時の日本ではまだ馴染みの薄かった多種多様なブラジル音楽の魅力を体系的に紹介し、音楽ファンや批評家から「ブラジル音楽入門の決定版」として熱狂的な支持を獲得。商業的な爆発的メガヒットという性質の作品ではないものの、着実なロングセラーを記録し、後のワールドミュージック・ブームの先駆けとしてリスナーに多大な影響を与えた歴史的意義の深い一枚である。
小野奈津子による精緻な歌詞対訳も完備。針を落とせば、熱気と哀愁に満ちたブラジルの情景が部屋いっぱいに広がる、珠玉のアナログ盤。
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【商品説明】
タイトル:MUSICA POPULAR BRASILEIRA
アーティスト:VARIOUS
レコード番号:RCA RVP-6395 日本盤LPレコード
リリース:1979年
ライナーノーツ:選曲・解説/中村とうよう、歌詞対訳/小野奈津子