出雲の茶人より買い取りをさせて頂きました今作とは
皇室からの発注に応え数々の歴史的名作を遺した事でも高名なる
『唐木彫り』の達人として名高き『池田蕙斎』によって謹作された
史上初の『究極の最高傑作品』と成っております。

ちなみに今作とは
用いられた『材質』や全体の意匠から視ましても
ほぼ間違いの無い確率で
何かしらの博覧会への『出品作』かと想われます。

『蕙斎』とは福井藩の絵師として名高き
『早瀬来山』から画を学んだ際に賜った『号』です。

(時代)
明治期

(寸法)
高さ(53.7cm)
横幅(40.8cm)
縦幅(25.5cm)
重量(6465g)

極上なる『唐木』のみを用いて生み出された今作とは
大袈裟では無く
家宝にして頂くに相応しい至高の別格品と成っております。

道元禅師と共に中国より帰化した建築彫刻家の
『玄盛繁』から学んだ中国彫りの妙技が注ぎ込まれた
驚異的なる出来栄えと成っております。

(状態)
明治期に謹作された『古美術品』ですから
至極当然と言えます僅かな擦れや
申告が無ければ視落としてしま程の
欄間の欠損部を巧みに整えた痕等は御座いますが

それ以外には特筆すべき箇所の無い
無傷完品レベルと成っております。

ちなみに当店も撮影を行うまでは
欄間の欠損には気が付きませんでしたので
景観を損なうものでは無いかと想われます。

此れ程までにも精妙なる『別格品』ですから
極めて高い確率で
何かしらの博覧会への『出品作』かと想われます。