awaveはDSPの開発にも非常に力を入れており、awave独自開発のDSPですので、こだわり抜かれた高音質仕様のDSPです。
この価格帯ではコスパは最強かと思います。
DSPA10ⅡはDSPチップに旭化成のAK7735EQを採用しています。
AK7735EQは24bit(内部48bit倍精度)デュアルDSPを搭載したADC(24bit)、DAC(32bit)、SRCを含む、高集積デジタルシグナルプロセッサです。多チャンネルDSPなのでこれを2枚使用しています。
内蔵アンプはクラスABを採用し、電源周りも非常にしっかり設計されてます。
このモデルは昨今のデジタルオーディオ再生に必要とされる入力ソースはほぼこれ1台で網羅しており、光デジタル、同軸デジタル、USB OTG、BT入力を標準搭載しています。
(注:本機種はAUX入力はサポートされていませんので、AUX入力メインで使用される方は同ブランド別機種をご検討下さい)
システム構築の中で入力ソースによる違いも確認する事も出来ますので、好みの接続方法を見つけて頂けますし、例えば後から同軸やUSB OTG接続が必要になったり、試したいと思っても対応した機種でなければ直接DSPへ接続する事は出来ません。
外部機器を追加しても良いですが、やはり余計な物を挟まず再生機器からDSPへダイレクトに直接接続出来る事は音質的メリットも大きいです。
出力に関してもRCAプリアウトが10ch分あるので、将来的に内蔵アンプを使用せずに外部アンプによるマルチ制御へシステムアップも可能です。
USB OTG接続は、対応したケーブルにてAndroidやiPhone等スマホやDAPをDSPへ直接有線接続する事で、SpotifyやApple Music、Amazon Music等のストリーミングハイレゾ音源やスマホやDAP本体に保存した高音質ファイルを再生機器を通してロスの無い高音質なデジタル伝送再生が可能です。
USB OTG接続は、使用するケーブル品質や長さ、環境による外来ノイズの影響を受けやすいので、ケーブル長さは2mまでが推奨です。
3mや4mでも問題無い場合もありますが、ケーブルや再生アプリ等との相性もありますし、数多く存在するケーブル等のアクセサリ類やスマートフォン等のUSBオーディオ機能は一律に標準化されていないため、本製品でも全てにおいて完全な互換性は保証しておりません。
ですので、USB OTG接続にてついて、接続環境やご使用のケーブル、アダプターや再生機器、再生アプリ等複合的な原因で音が途切れたり出なかったり、ノイズが出る等の症状が出る場合があります。
これは本製品に限った話ではなく、現在のUSB OTG接続では一般的な内容となり、実際にやってみて可否が初めて判明する類のものであることをご理解下さい。
こちらの機種はソフトにてアンプの電源投入タイミングのディレイタイムの設定も可能なので、ポップノイズ対策にも役立ちます。
また、任意プログラムを8個まで保存可能で、別売のコントローラーから瞬時に変更可能です。
処理能力が非常に高いDSPですので、プログラム変更時のタイムラグは一切無く瞬時に切り替え可能です。
これは、調整時の違いを把握したり、乗車人数により設定を変えたり等役立ちます。
また、音声出力はメインソースの他に共通ソースも設定可能なので、例えば共通ソースをナビに指定してあげれば、DAP等のナビ以外の入出力時もナビガイダンスを出力可能です。
調整機能はDSPで一般的な設定は全て各チャンネル独立制御で設定可能です。
EQは31バンドイコライザを搭載し、オールパスフィルタも搭載しています。
タイムアライメントはMS、CM、INCHで入力が可能です。
クロスオーバーのスロープは-6db/octから-48db/octまで6db刻みで設定可能です。
位相は一般的な0°と180°の他に6°刻みで0°~360°まで各チャンネル独立して変更可能ですので、細かい位相合わせも可能です。
各チャンネルのゲインは0.1dB刻みで自由に変更可能です。
カットオフ周波数は1Hz刻みで自由に変更可能です。
この価格帯のDSPではこれ以上の調整能力や拡張性が高い高音質なDSPは中々無いと思いますし、ソフトの機能や拡張性は後から変更出来ませんので、将来的に無駄な出費を増やさない為にも将来的な可能性等加味してご検討頂ければと思います。
※専用コントローラー(15,800円)は別売となりますので、ご落札後のお支払い前に取引きナビよりお問合せ下さい。
※専用コントローラーは、ワンクリックミュート、ソース切替、プリセット切替、サブウーファーレベルや全体のボリュームをコントロールすることが出来ます。
設定用のPCソフトウェアに関しても非常に高性能となっており、下記リンク先からダウンロード可能ですので、操作感等お試し下さい。
※ソフトは統合ソフトとなっていますので、ソフト立ち上げ後に機種を選択を行って頂くか、DSPとPCが接続状態なら自動選択されます。
※DSPの設定はノートパソコン(windowsPC)が別途必要です。
※扱いに慣れている方や知識のある方には接続からご使用まで問題無く行って頂けると思いますが、基本的な配線接続からソフトの設定方法まで事細かくサポートは行っておりません。本商品は精密機器ですので、商品説明をお読み頂いても意味が分からない方や、お取り付けや取り扱いに不安がある方は、ショートや接続ミスにより本製品や既存システムに不具合を生じさせる可能性がありますので、トラブル防止のためにも御落札及びDIYでのお取り付けはお控え下さい。