商品紹介
ドルモアのカシミア100%タートルネックニットです。
日本の誇る島精機のホールガーメント用の織機で仕上げられますので、継ぎ目をほぼ失くした仕様で、脇線や袖裏線などで着心地が落ちることの無い仕様です。
また、
こちらは、サステナブルカシミアを使用しており、紡績や仕上げ時に出た余剰のカシミアを集めて製品にしたSDG’Sの観点でも優れたものです。
54サイズですが、細身ですので、52サイズの方にもよろしいかと思います。
1770年スコットランドに創業し、現在は、イタリアCioccaグループがブランドを買い取りイタリアで生産していますが、
カシミアに関しては、最高峰と評価されるイギリス:トッド&ダンカン社のカシミア糸を用いています。
例えば、
イギリス製のバランタインカシミアなどの世界最高といわれるニッターはトッド&ダンカンのカシミアを採用しています。
イギリスは、紡績会社と織物の会社は別という構成で、イタリアは、紡績と織物を一体で事業を行っている会社殆どですので、
イタリア資本になっていながら、トッド&ダンカンのカシミア糸を外から買ってきてということを採算度外視でおこなっていると
いうことが、並々ならぬ意気込みを感じますし、こちらのオーナーは、スコットランドに流れる川と同じ成分の水を用意して、
ドルモアの洗い加工に用いるなど、ブランドを買ってきたということをゴールにせず、本当に大切にブランドの維持発展に努めていると思います。
なぜそこまで拘るの?と思われることと想像できますが、
イタリア人は、イギリスのクラシックに憧れを持っているうえ、
このドルモア、特にアイコンである”ビスコッティ柄”のニットは、フィアットグループの会長で、イタリアのファッショニスタとして名高い
故ジャンニ・アニエッリ氏が愛用し、目をかけた人には態々プレゼントまでしていたという伝説的な品物ですので、
ブランドを愛してやまない歴史があることがこの要因と推察しております。
こちらは、セットインスリーブのクルーネック。 ベーシックな品物ですが、イタリアの感性を加えて、今時すっきりなサイズ感です。
アウターとしてはスリムで様になり、インナーとして用いても、コートの下でだぶつかないようにサイジングされています。
厚手ですので、ジャケットなどで特にアームホールの細いもののインナーには不向きです。
とても、合わせのふり幅が大きく、秋冬のワードローブのど真ん中で活躍すると思います。
ヨーロッパのクラスの高い着こなしをされていらっしゃる方などは、
上質な素材をさらりと普通の日常着としてきこなしていらっしゃいますが、こちらも気兼ねなく着ていただけると、
自分にしか分からないような、日々の贅沢さを味わっていただけると思います。
大変、お安く出品しておりますので、ぜひこの機会にご検討ください。
近年では、2013年のカシミア高騰、
2021年のカシミア高騰があり、それ以降は円安基調が進み、
日本で購入できるカシミア製品は特に値上がりしました。
今後もこの傾向は続いていきますので、こういった定番品は、ストックされていてもよろしいかと思います。
商品スペック
生産国:イタリア
素材:カシミア97% ネップの配色部分がウールで3%としていますが、実質カシミア100%と変わりません
サイズ:54
色:画像にてご確認ください
コンディション:新品未使用、タグ付き
コンディション追記:
小売価格(税抜き):58,000円
肩幅:45cm (肩山-首裏付け根-肩山の立体計測)
袖丈:66cm(折り返しを伸ばすと‐‐cm)
裄丈:--cm (袖先-肩山-首裏付け根-肩山-袖先の立体計測)
着丈:69cm
身幅:56cm(脇下)
カシミアについて(予備知識・コマーシャル)
誰もが知る高級素材カシミア。 カシミア山羊の毛で収穫して糸として出荷できるカシミアの総量は、6,500トン/年と言われています。
これに対して、カシミアを用いた製品として出荷される量はなぜか10倍です。
要するに粗悪なカシミアは、混ぜ物になります。混ぜて量を稼ぎます、すると偽りの価格競争力がつきます。
安価を武器に、粗悪な混ぜ物が流通し、真面目にカシミアを用いているメーカは物が売れないという悪循環が起こります。
巷にあふれるカシミア製品がすべて混ぜ物だとは言いませんが、そういう危険性が十分あるものと思います。
何せ生産量の10倍が流通するのですから、、、。
カシミアには、その繊維の長さ、細さ(細くて長いものが最も高級とされます)原毛の色(白はブリーチをかけずに染色できるためダメージが少なく質感も落さずにすみますので色ではホワイトカシミアがもっとも高級とされます)などから、特級~5級までに分けられます。
各級のパーセンテージは、その年の気候にも左右され変動します。 生き物から取る天然繊維ですので、ワインと同じように当たり年、ハズレ年があるわけです。
仮に各級を等分すると、特級が1,080トン/年程度。歩留まりもあるはずですから、1,000トン/年程度しか製品を作れないことになります。
半分がカシミアのニットになるとして、500トン=500,000kg 500g/1枚のカシミア100%ニットなら、100万着。
40億人の分母で考えると、全世界のわずか0.025%の人にしか行き渡りません。
別の表現をすると、40万人に一人しか特級カシミア100%のニットを購入することが出来ない計算になります。
本来カシミアはそれほど貴重な高級天然繊維ということになります。
このようなカシミアを大切に大切に製品にしている超高級ニッターは、特級~1級までを使います。
おのずと価格が高くなることが予想できます。
高くても素晴らしい品物、日々の人生を豊かにしてくれるような品物を作り続けているメーカがあります。
そういったメーカを厳選して、出品のカシミア製品を揃えています。
イタリアは、マーロ、ブルネロ・クチネリ、アヴォンチェリ、アイダバルニ、ミモザ97、ジェントリーポルトフィーノ、ピアチェンツァ、コロンボ、フランコジッケなど。
イギリスなら、バランタイン、ジョンストンズ、プリングル、ホーウィック、グレンマックなど。
これらの素晴らしい品物を出来るだけお安く出品しております。
これらのカシミア製品を試して見極めたいけれど、まずは安価に購入されたい方、既にこういったカシミア製品をお持ちで、バリエーションを追加されたい方などに是非ご検討いただきたいと考えております。
そして、もし落札いただき、気に入っていただけたら、当方からリピートしていただいても大変うれしいですが、デパートや専門店でこれらのニットをより多くのバリエーションからご購入されることも是非ご検討下さい。
発送方法
大阪府より、発送します。