
言わずとしれた世界で最も売れたシンセサイザーです。
1988年に発売され、1994年に限定100台で販売されたinVisionが開発した音源ボードを搭載した限定モデルです。
ごくまれに出品されるのを見ますが、付属されているPCMデータカードがなければ自分で音色を作らなければならいとその効果を発揮できません。今回はちゃんとPCMデータカードが付属されています。
現在M1はKORGのソフトシンセ「KORG Collection」の中に収録されソフトシンセとして再生可能ですが、著作権の関係でこのinVisionのサウンドは収録されておりません。つまりこのシンセでしか聞くことができません。めったに出ない超レア品です。
90年代と言えばinVisionサウンドと言うくらい、時代を席巻してきたサウンドで特にハウスの分野ではよく使われていて、今聞いてもエッジの聞いた素晴らしいサウンドだと思います。
本体情報
まずはデメリット…
①ボリュームスライダーにガリがでます。動かすとノイズでます。ただ調節すればノイズは止まり、スライダーを動かさい限りノイズはでません。
②EDIT COMBIボタンが強く押さないと反応しません。少しコツがいる感じです。
③LED右側のナンバーボタン「0」と「8」ボタンが反応しません。ハード的に壊れています。何回やっても直りませんでした。これが一番の不具合です。
内蔵電池は2025年5月に新品に交換。このとき分解で基盤と内部の清掃をしております。
シーケンスデータとプログラムデータをネットからダウンロードしてSYS-EXをデータを本体にダウンロード。工場出荷状態に戻しました。
起動後、全鍵盤、ジョイスティックの正常動作を確認。全アウトプットからの出力を確認。ダンパー、カスタムペダルスイッチの動作を確認。(ヤマハペダルの極性反転の動作も確認しております。)MIDI端子の信号入出力を確認。PCMデータカードの読み取りを確認しております。
シーケンスデータの再生を確認。
inVision拡張サウンドのアクセスにも問題なくできました。もちろん付属のPCMデータカードをさして音が出るのも確認しております。
ケースは当時のコルグのM1専用のハードケースです。サイズピッタリで運送に最適です(ただ当時のモノなので非常に重いですw)
と、自分ができることはほぼ全て行いメンテナンスしました。本当の不具合は③のナンバーボタンの不具合だけです。
30年前の商品としてはなかなか状態の良い方だと思います。とは言え30年前の商品ですので
中古品のノーリターン・ノークレームでお願いします。
正直言うと今の音に比べたらちょっと古い気はしますが、それでも世界を席巻した有名なシンセの限定品です。
大事に扱っていただけると幸いです。(でもちょっと高い値段をつけます)
よろしくお願いいたします。