商品はタカラから2003年に発売された『ワールドタンクミュージアム04』より『74式戦車(ゼブラ迷彩)』になります。
原型製作:海洋堂
ワールドタンクミュージアムは、フタに封がしてないので、開封して写真を撮って元に戻しました。
外箱は欠品してます。リーフレットはあります。
2色のシマシマのゼブラ迷彩の74式戦車です。軍艦にはゼブラ迷彩が存在しますが、戦車にゼブラ迷彩ってあるのだろうか? 目立つと思うのだが・・・。軍艦のゼブラ迷彩は、光学測距や、針路を紛らわしくする為に施すので、戦車の迷彩とは種類が違うと思うのですが、ワールドタンクミュージアムにラインナップされてるという事は、陸上自衛隊では、シマシマに塗ったんだろうなあ・・・きっと。
多分、冬季迷彩の一種なんじゃないかと思います。
74式は、61式戦車の次に開発された国産の主力戦車。1974年に採用されたので、50年近く現役であり続けてます。
世界の戦車としては、105mm砲を搭載した第2世代戦車に当たります。その後、1990年に90式が開発されましたが、120mm砲装備の第3世代戦車の90式はソ連を警戒して北海道に集中配備された為、やっぱり74式は主力戦車。
その後、2010年に10式戦車が開発されましたが、1台10億円する10式戦車は年間13輌しか生産されない為、数が揃うのはまだまだ先の事で、まだ当分の間、74式戦車は現役であり続ける模様(長生きである)。
陸上自衛隊が使う74式戦車は日本国内のみでの運用が前提で設計されてます(この頃の自衛隊は専守防衛)。小型で日本全国のどこにでも鉄道を使って迅速に展開出来る小型設計。
独特なのが、油圧サスペンションによる車体の姿勢制御システムで、前後左右どちらにも車体を20cm傾ける事が出来ます。
これにより、山間から敵を待ち伏せしたりするのに最適ですし、稜線射撃が得意な戦車。
あとは赤外線暗視装置(今は外されてる)とか、レーザー測距儀などが装備されており、開発された当時としては割と独創的で最新鋭だった戦車です。
この模型の74式戦車は、大型の投光機(主砲の根元の左側にある四角い箱)があるのと、砲身がサーマルジャケット装備なので、砲身が太く造形されてます。
投光機は夜間戦闘用に後から装備された強力なライトになります。赤外線フィルターを装着すると赤外線ライトになり、夜間に精密な射撃が可能。
砲身のサーマルジャケットは、熱で砲身が歪んで射撃精度が落ちるのを防ぐ装備。
縮尺は1/144で、全長:約4.5cm(砲身を含まず)。
ワールドタンクミュージアムは海洋堂製なので、出来はかなり良いです。
砲塔が旋回可能です。