【詳細】
笠井潔set 三匹の猿(初版)/梟の巨なる黄昏(初版)/転生の魔(初版)/バイバイ、エンジェル
三匹の猿 私立探偵飛鳥井の事件簿 1999年8月15日初版 講談社発行
梟の巨なる黄昏 2000年2月15日初版 講談社発行
転生の魔 私立探偵飛鳥井の事件簿 2022年2月15日初版 講談社
バイバイ、エンジェル 2008年8月8日14版 東京創元社
三匹の猿 私立探偵飛鳥井の事件簿
依頼人有美。退屈な日々をやりすごしていた探偵飛鳥井史郎は父親探しをうけおったが、その有美が失踪、高原で起きた猟奇的な連続殺人事件にまきこまれていた。両親には共通の過去があり因縁と確執がかくされていたが―。ミステリ界の論客が挑む本格長編探偵小説。
梟の巨なる黄昏
異端の作家、神代豊比古が遺した空前の大作「梟の巨なる黄昏」は、手にした者を破滅させる呪われた書物でもあった。不遇の作家・布施朋之とその妻、流行作家の宇野明彦、大手出版社の次期社長、美貌の阿久津理恵。1冊の魔書をめぐって4人の男女の欲望が交錯する。戦慄の異色長編サイコ・サスペンス!!
転生の魔 私立探偵飛鳥井の事件簿
43年前、二重密室から姿を消した女性が国会前のデモの現場に現れた。当時とまったく同じ容姿で──。捜索依頼を受けた私立探偵・飛鳥井は「ジン」と名乗っていた彼女の消失事件の調査を引き受ける。過去の関係者を訪ねるうちに現代日本社会の病理につながる犯罪が浮かび上がる。新しき社会派ミステリー!
バイバイ、エンジェル
アパルトマンの一室で、外出用の服を身に着け、血の池の中央にうつぶせに横たわっていた女の死体には、あるべき場所に首がなかった! ラルース家をめぐり連続して起こる殺人事件。警視モガールの娘ナディアは、現象学を駆使する奇妙な日本人・矢吹駆とともに事件の謎を追う。日本の推理文壇に新しい1頁を書き加えた、笠井潔のデビュー長編。
笠井 潔
1948年東京生まれ。1979年、デビュー作『バイバイ、エンジェル』で角川小説賞受賞。1998年『本格ミステリの現在』編纂で第51回日本推理作家協会賞受賞。2003年『オイディプス症候群』と『探偵小説論序説』で第3回本格ミステリ大賞小説部門と評論・研究部門を同時受賞。2012年『探偵小説と叙述トリック』で第12回本格ミステリ大賞評論・研究部門を受賞。現象学を駆使する矢吹駆が登場する『サマー・アポカリプス』『哲学者の密室』や伝奇ロマン『ヴァンパイヤー戦争』シリーズなど著作多数。評論においても旺盛な活動を続ける。
【状態】
経年劣化により傷み焼け、カバーにスレは御座いますが、概ね良好です。