戦車将軍と呼ばれたハインツ・ヴィルヘルム・グデーリアン(Heinz Wilhelm Guderian)上級大将は機械化師団の組織的運用による革新的なドイツ電撃戦の生みの親です。また、ヨーロッパ侵攻の緒戦でも実施部隊の指揮を取り、多大な功績を残した戦術家です。1941年のバルバロッサ作戦では、あまりの快進撃ぶりに“韋駄天ハインツ”の異名を取りました。ヒトラーから何度も解任されながら、1944年7月から陸軍参謀総長を務めました。柏葉付騎士鉄十字章を受章しています。写真の「G」マークはグデーリアン装甲集団の標識です。後にバルバロッサ作戦の際に第2装甲集団と改名しています。