
OCVC TPP 8.2μF 400VDC AUDIO CHANNEL
フィルムコンデンサー 2個ペアの出品です!
音響屋らしからぬ、完全に見た目で惚れました(笑)
何はともあれ、サンプルを取り寄せてみました。
ちなみに、当方のOEM先でもハイエンドクラスの製品に同シリーズが採用されています。
実物も やっぱり可愛い! ← 結局 見た目 www
「このスピーカーは滅茶苦茶良い音がする〜」といった主観的なセールストークと同じレベルかもしれません。
ここからはちゃんと仕事します(^^)/
スピーカーのフィルターとして使用する「コンデンサ」や「コイル」は以下2点が最も重要と考えます。
1、容量の均一性、個体差の少なさ
左右のスピーカーで音量が異なったら、気になりますよね?
ハイパスフィルターとして使用するコンデンサに大きな個体差があると、まさに同じ問題が発生します。
写真にあるグラフは機械で測定した結果です。
代表的なポイントである1kHzにおいて、被検体の容量(キャパシタンス)は最大値が8.213uF、最小値は8.146uFでした。
その差は多くても≦0.054uFで、脅威の「±0.66%以内」です!
2、良好な応答特性と安定した位相特性
応答特性と位相特性は コンデンサの性能を判断する重要な指標です。
測定結果のインピーダンスカーブから、我々人間の可聴領域である 20Hzから20kHzにおいて 滑らかな変動を示しており、特定の帯域での異常なピークやディップがありません。
また、フェーズカーブも安定していて、位相シフトは殆ど見られませんでした。
「フィルター」を日本語にすると 「ろ過装置」になります。
不要な部分を減衰させ、必要なところは邪魔しないのがベストです!
以上の観点から、本品をスピーカーのハイパスフィルターとして使用した場合、スムーズでナチュラルなサウンドが得られる 音質の良いフィルムコンデンサと言えると思います。
更に 10個の測定結果は ほゞ一致し、カーブが重なるほど 均一性が良かったです。
■適合ツイーターの目安
・fs(最低共振周波数)≦1600Hz※6Ωの場合、
・fs(最低共振周波数)≦2400Hz※4Ωの場合
■セット内容
コンデンサ 2個のみ
※日本語取説含む 付属品はありません。
■特注について
取り付けがしやすいよう スピーカーケーブルに組み込んだ状態で お渡しすることも可能です。
ご指定がなければ 長さ60cm、太さ16ゲージのスピーカーケーブルを使用します。
配線のプラス側に半田付けし、熱収縮チューブで コンデンサを保護します。
+2,000円で承りますので、お入り用の場合は事前にお問合せ下さい。
■お願い
・発送時にはオーディオアナライザーにて確認致します。
・スレ、キズ、ヨゴレはあるものとお考え下さい。
・輸入品につき 神経質の方はご遠慮下さい。
・簡易包装にてお送り致します。