1999年にイタリアサルト界の巨匠レンゾ・トネッロ氏によって創立されたTONELLO(トネッロ)。レンゾ・トネッロ氏は、キートン、イザイア、ベルベスト、チェスターバリーなど名立たるスーツブランドで活躍してきた経歴を持つメンズテーラリングを熟知する人物です。トネッロでは“コンテンポラリー・ネオクラシコ”をコンセプトに掲げ、クラシックとモードを融合させたコレクションを手掛けメンズクロージングの新境地を開いています。トネッロの製品は、若き才能ある少数のスタッフによって有名メゾンのOEMを手掛けている自社工場で生産され、ハンドテーラリングを近代的な手法に落とし込んで製品化されています。副資材を一切使わず仕立てられたT-JACKET(ティージャケット)は、サルトリアの技術をTシャツのようにカジュアルに楽しむことのできる革新的なプロダクトとして注目を集めています。
ご紹介するのは、ビームスのドレスクロージングを統括する中村氏も愛用しているT-JACKETのスタンダードモデル「51G483J2」になります。肩パッドや芯地を省いた一枚仕立ての2つ釦ジャケットで、身頃にパッチポケットがデザインされており一見するとカジュアルな印象ですが、サルトリアの技術を応用した作りになっている、つまり通常のカジュアルジャケットとは違って立体的な作りになっているので、着用した際にシルエットがきれいに出て“きちんと見える”ことが特徴です。ドレスクロージング界のご意見である中村氏をもってして“他のブランドのカジュアルジャケットとは完成度の次元が違う”と言わしめるほどです。カーディガン感覚で着られる“軽さ”とサルトブランド顔負けの“端正なルックス”を兼備し、カジュアルに着たら適度にドレス感を出せて、逆にドレスに着たらカジュアルダウンできる新感覚の一枚仕立てジャケットなので使い勝手の良さはピカイチです。ジーンズはもちろんクリース入りのトラウザーズにもばっちり合うので幅広いコーディネートに活用して頂けます。
少数精鋭を貫くトネッロのファクトリーはイタリア屈指のテーラリング技術を誇ります。頭文字が「H」からはじまるフランスの某有名メゾンのスーツを仕立てていることからも実力の高さが窺えます。トネッロでは、フル毛芯、半接着、アンコンまで、すべて自社で完結させており、T-JACKETのようなイージーコンストラクションのジャケットも実に上手く仕立てます。縫製が難しい軽い生地を使用しつつも、ノボリの吸い付きがよくラペルが跳ねない、加えて前振り袖になっているなど、高度なテーラリング技術が惜しみなく注ぎ込まれています。“あっと驚く着心地”とは、まさにこのこと。価格以上の仕立ての良さだと思います。
美しいシルエットや軽い着心地もさることながら、時代の空気を反映したオリジナルファブリックもT-JACKETが支持されている理由のひとつです。このジャケットに使用されているのは、厳選されたコットン素材から紡がれた細番手糸をしじら織りにした、夏の定番“シアサッカー”になります。シアサッカーは、経糸を一定の間隔をもってたるませることで生み出される“シボ”と呼ばれる波状のシワが特徴です。このシボによって生地と肌との接地面が少なくなり、汗をかいてもベトつかず涼しく感じる構造になっています。加えて、サラサラとした爽やかな肌触りなので余計に涼しさが増します。近年、化学薬品を使ってシボを生み出した安価なシアサッカーが出回っていますが、やはりシアサッカーは“本物(しじら織り)”に限ります。本物のシアサッカーは、生地にハリがあってシワや型崩れが起こりにくく長く愛用できます。もちろんストレッチ混なのでストレスフリーです。驚くほど軽くてラクチンな着心地ですよ。
色は「インディゴブルー基調(600)」になります。ベースの色は、グレーを含んだインディゴブルー(グレイッシュネイビー)です。そこにネイビーとブラウンのコンビネーションストライプが入る、なんとも玄人好みなカラーリングです。
サイズは「S」になります。
肩幅42.5、胸幅49、袖丈64、着丈71
普段イタリアサイズ44~46、日本サイズS~Mを着用している方にお勧めします。
※着丈は襟を含めずに採寸した数値になります。
モデル/51G483J2
素材/コットン96%・ポリウレタン3%・ナイロン1%
色/インディゴブルー基調(600)
サイズ/S
付属品/ブランドタグ
状態/新品未使用
定価/64,900円(税抜59,000円)
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