● 入手から現在まで
◯ 2012年に個人営業に近いオーディオ店よりで入手。
入手直後にノイズ等の問題があり当時の代理店ノアで修理。
◯ その後、累計で半年ほど使用していましたが、保管していた時期に正面パネルのヒューズキャップが外れて紛失したことで使えなくなり10年以上放置。
◯ 1年ほど前に同じヒューズキャップが入手できたので、断捨離で手放すことにしてチェックしたところ1台に大きな問題がありました。
この半年ほど部品交換などをしてきましたが、真空管アンプ入門レベルの知識の私には歯が立たず、難ありの現状品として出品します。
● 動作
◯ 2台共通
電源オンオフ時にショックノイズが入ることが半分ぐらいの頻度であります。
能率88dBのスピーカーでやや大きめです。
より高能率のスピーカーではオンオフ時は切り離す等の対策をお勧めします。
◯ シリアル3432 (青シール)
大きな問題は無さそうです。
動画では電源オンから20分までですが、3時間稼働後も同じ状態を維持しています。
なおiPhone16の内蔵マイクなので音は期待しないでください。
また古いマンションなので外からの騒音も少し聞こえます。
<動画の補足説明>
正面パネルのツマミは左下から時計回りに、G2reg1、V1、V2、V3、V4、V5、V6、V7、V8、G2reg2、です。
取説によれば、G2reg1とG2reg2はメーターのTEST(目盛では0.45-0.5の位置)の範囲内にあること、V1〜V8は0.1〜0.2Aの範囲内にあり、真空管の寿命が縮まるので0.3A以上にならないように注意、とあります。
また右側のLEDはリレーがオフでは赤く音は出ず、リレーがオンの緑で音が出る状態です。
◯ シリアル3405 (赤シール)
おそらくバイアス電圧回路のどこかに不具合があり、バイアス電圧が浅いことで正常な6LF6では多量の電流が流れます。
それでも音は普通に出ますがこのままでは使用できません。
電流があまり流れない球単体としては難ありの6LF6を集めてセットしており、10分程度なら普通の音出しはできますが、それ以上だと6LF6が熱暴走して大量の電流が流れて本体部品を傷める危険性があります。
またG2reg1やG2reg2のメーター表示は、正常では取説によれば目盛では0.45-0.5の位置ですが、たまに0.4に低下し暫くすると元に戻ったりすることがあります。(動画の最後の方に0.4辺りに低下するのが映っています)
● 外観
◯ 2台共通
・正面パネルやツマミに小さな傷
・天板がやや歪んでいる
・RCA入力コネクターの経年劣化
・電源オン状態では熱っせられた部品からの薬品臭が少しする
・ツマミを止めているイモネジのHEX穴がナメているのが多く、ツマミを外して指示位置を直そうとしない方がよい
◯ シリアル3432 (青シール)
・正面右端のヒューズキャップは同じメーカーの現行商品に交換し、印字から刻印、ツヤ有りから無し、の違いがある。
◯ シリアル3405 (赤シール)
・正面右端のヒューズキャップは同じメーカーの現行商品に交換
・メーターパネル右下の端にヒビ
・正面パネル右下のカドに歪み
・RCA入力コネクターのCカップルド側(後ろから見て左側)はプラグとの接触が少し悪いので、刺したプラグがガタガタする場合は別のケーブルに変える等の注意が必要。
■■ 参考情報 ■■
● ノアの修理内容
◯ シリアル3432 (青シール)
2012/6
リレー熱対策
バイアスメーターSW部リード線外れを修正
input board 上のコンデンサ(C)交換
2012/9
input board を中古別基板へ交換、C交換C1,101,400,401,402
◯ シリアル3405 (赤シール)
2012/6
リレー熱対策
350V22uF5個、350V33uF3個、C交換
● 私はこの半年で以下の部品交換をしました。
なお交換したコンデンサで容量抜けだったものはなく、半固定抵抗も不具合は無さそうで、オペアンプ交換は気休めです。
◯ シリアル3405 (赤シール)
・INPUT BOARD
オペアンプTL082新品交換
半固定抵抗2個新品交換
電解コンデンサ85°品の日ケミSMGは105°品のKMGへ交換
・OUTPUT BOARD
V6のRs10Ωが不通のため交換
V1V5横の電解C交換、C400,401,402
KMG33μF/350V → KXJ47μF/350V
(熱の影響を受けにくいように倒して設置。なおKXJは同社105℃標準タイプKMGの6倍の寿命、定格リプル電流は約2倍とのこと。)
・UTILITY BOARD
オペアンプTL084ACN新品交換
◯ シリアル3432 (青シール)
・INPUT BOARD
オペアンプTL082新品交換
・UTILITY BOARD
オペアンプTL084ACN新品交換
● ヒューズ
メーカー指定は分かりませんが出品機は以下内容のヒューズにしています。
正面右
10A スローブロー
正面左と中
4A ファーストブロー
● 英文サービスマニュアルは「ARIA CLUB UNION JP」の方がMike Elliottに直接連絡して入手可能で、2025/10時点では、PDF で(75ドル + 仲介手数料2000円)でした。
PDFファイル全ページに購入者の名前が透かしで入るようで、入手しても私が直せるかは怪しく、また入手しても本体と一緒に手放す前提なので入手は見送りました。
ariajp.cocolog-nifty.com
● 参考サイト
◯ カタログ情報
オーディオの足跡
◯ 修理で一番参考になるブログ
私の斜めオーディオ
上のブログ内タブ検索では引っ掛からないSA-4オフセット調整方法についての書き込み
◯ 次に参考になるブログ、サイト
真空管アンプ製作
HAL4550
AMP修理工房
amp8.jp/sub/vv-amp/counterp/counterp.htm