中国 軋元重寶☆唐銭/中国銭/759年/渡来銭/穴銭/t0107-6
◎名称:軋元重寶
◎発行国:中国(当時の唐)
◎発行年:759年
◎サイズ:直径25mm、厚さ0.9mm
◎重さ:3g
◎品位:銅
◎発行枚数:不明
◎状態:並品/経年による古さと痛みがあります(写真参照)
(参考資料)
唐銭「軋元重寶(あつげんじゅうほう)」は、唐代銭の一種として報告されている銅銭で、日本の遺跡出土例でも「唐銭」の一分類として記録される存在です。
基本的な位置づけ
「軋元重寶」は、文献上・考古報告上では唐銭として扱われ、日本の遺跡出土銭の一覧などで「開元通寳」と並べて記載されることがあります。
北海道釧路市の幣舞遺跡の出土銭分析では、唐銭2枚の内訳として「開元通寳」1枚と「軋元重寳」1枚が報告されており、この名称で実際に出土例が記録されています。
名称と性格について
名称中の「重寶」は、本来は額面が高い「当十銭」などに用いられる語であり、唐銭でも「乾元重寶」など当十銭型の大形銭に見られる書き方です。
一方、「軋元」という年号・国号・正規銭種名は通常の貨幣史・中国銭譜には見えず、多くの場合「乾元重寶」など既知銭名との誤読・伝写ミス、あるいは地方的な異銭・私鋳銭の可能性が指摘される性格の名称とみなせます。
研究上の位置と注意点
日本の出土報告書では、ラベルとして「軋元重寶」と記されているだけで、唐代正規銭としての詳細な制度的背景(鋳造年・鋳局・法定当価など)までは示されていないことが多いです。
唐代銭制全体を論じる研究では、「開元通寳」のような標準銭に比べて言及がほとんどなく、現在のところは「唐銭系の稀少な異体/問題銭」として、出土例ベースで個別に検討すべき対象といえます。
収集・研究の観点
コレクション上は、「開元通寳」「乾元重寶」など確実な銭種との書体・大きさ・銅質を比較しながら、刻文判読と銭譜照合を慎重に行う必要があり、特に「乾」「軋」の誤読や拓本の質に注意が必要です。
遺跡出土例があることから、日本列島に流入した唐銭のバリエーションを示す資料としては価値があり、出土層位・共伴銭との関係を含めて、流通時期推定の手がかりになり得ます。
※「軋元重寶」については、標準的な中国銭譜よりも日本側の出土報告・古銭家の資料に依拠した整理が中心となるため、個別の実物と図版を突き合わせながら再検討されている段階の名称と理解すると扱いやすいと思われます。
※当コインは送料無料です
※写真の10円玉は比較用で商品に含まれておりません
・・・・・・・・・・・・・・
古物商許可証
神奈川県公安委員会 第451910009497
・・・・・・・・・・・・・・