【1】概要:
・東ドイツのRFT/VEBが1960年代に製造販売していたビンテージスピーカーシステム「ハーモニー」のL2259バージョン、ペアです。
・エンクロージャー、ユニットはRFTのオリジナルです。
・15X21cm口径フルレンジの傑作、L2259 PBOが採用されています。
・L2259はRFTのこのサイズのフルレンジユニットの最後期版で完成度の高い素晴らしいものです。
・エンクロージャーはRFTのオリジナルで小型ですが大型フルレンジ(L6501,L6506, L2258,L2259など)を格納するためのがっちりした構造の後面部分開放型です。
・裏面に小さな穴を多数開け後面からの負荷を下げると同時に音の拡散を大きくしています。
・音は低域、広域とも大変良く出てくる本カウはです。
・これにさらにPHSTを採用し低域の強力化を図ることも出来るようにPHSTを同梱します。
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/34951517.html
・この結果、このサイズとしては信じられない位の高い低音再生を実現できました。
・音は定評があり、シングルユニットの特長を最大限発揮していると思います。
・高音もサブコーンにより良く出てきます。
・ボーカルなどに特に相性が良いですが、JAZZ、クラシック全般を高い質で再生していると思います。
・点音源ですので位相の狂いがなく大編成オーケストラなども楽器が良く分離してきれいにステージが出現します。
【2】ユニット
・型式:RFT L2259PBO
・インピーダンス:4オーム
・定格入力:3VA
・口径:150X210mm
・コーン:超軽量ダブルコーン
・状態:エッジに補修が有る他は良好
【3】エンクロージャー
・RFTオリジナルです。
・型式:後面部分開放型。小さな穴を多数開け、そこに音響フェルトを貼り少し音響負荷をかけているタイプです。
・音の抜けと低音の強化を同時に図る方式です。
・サイズ:幅=220㎜、高さ=287㎜、奥行き=170㎜
・状態:小さな擦り傷や剥がれが有りますが少し離れるとまあまあきれいです。
・画像をチェックいただき、外観にはクレームしない、という方の入札をお待ちしております。
・入力端子:2Pの新品ハーモニカ端子を追加しましたのででYラグ、またはケーブルむき出し線が接続可能です。
・また、バナナプラグ、極太ケーブルなどほとんどのタイプのスピーカー端子が接続可能な金メッキ金属削りだしのアダプターが付属します。
【4】音
・以下は主観ですのでご承知おきください。
・最初に「ヘレンメリルウィズクリフォードブラウン」を聴きました。
・ヘレンのハスキーボイスの再現が素晴らしい!
・ブラウンの輝かしいトランペットも目の前で吹いているような実在感があります。
・次に大編成バンドのCDとしてカウントベイシーの「ストレートアヘッド」を聴きました。
・大編成でかつダイナミックレンジの広い演奏ですが危なげなく再生できました。
・このサイズからは想像できない強力な低音を得ることが出来ていると思います。
・また、ベイシーのリリカルなピアノに続く管楽器の咆哮がJAZZの醍醐味を感じさせます。
・クラシックの小編成、大編成もうまく再現しました。
・ヨーロピアンジャズトリオのクラシックベスト盤を聴きました。
・透き通るピアノ、良く伸びるベースの音を良く再現していると思います。
【6】ほか
・スタンドは含みません。
・新刊「欧州ビンテージ小型 スピーカーは何故音が良いのか?
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/cat_439012.html
・下記記事の通りビンテージユニットはその構造上オーバダンピングとフィックスドエッジにより、環境やアンプにより低音の量感が不足する場合があります。
・その場合に下記に示しますPHSTを挿入することで音質を損なうことなく低音を増強することができます。
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/34951517.html
・ビンテージとは思えない豊かな低音が出てきます。
・ペアで同梱しますので低音をさらに充実させたい場合使用ください。
・PHSTはケーブル接続時に挿入します。
・従いまして、有無の両方を任意に選択できます。
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/37640665.html