
御存知!名手Bruce Gowdy/Guy Allison/Ricky Phillips/Michael Sadler等参加 名手Bobby Kimball 傑作1st「Rise Up」日本独自リマスター国内盤中古でございます。
盤共に非常に状態の良い中古でございますが、ブックレット及び帯に若干使用感がございます。
日本独自リマスターで日本特有の高音中心で幾分杓子定規的でございますが、非常に良心的な音質となっております。
グレードアップ・リマスターという感がございます。
内容は言わずもがな。
ラインナップは通受け名手揃い。
Bobby Kimball(Vo、ex- Toto、SS Fools、Far Cooporation、West Coast All stars、Yoso、Kimball/Jamison他)、
Bruce Gowdy(G&Key、B、ex-Stone Fury、World Trade、Glenn Hughes、矢沢永吉スペシャルバンド、Unruly Child他)、
Guy Allison(Key&B、ex-Logic、World Trade、Glenn Hughes、Unruly Child、Doobie Brothersサポート、Air Supply、矢沢永吉他)、
Ricky Phillips(B、ex The Babys、Bad English、Frederiksen/Phillips)、Oliver Poschmann(B)、Thomas Simmerl(Ds、Per)、Andreas Lucas(Key)、
Marcus Deml(G)、Carmelo Mafali(Key)他となります。
尚バックコーラスにMichael Sadler(Saga)、Marcie Free(当時Unruly Child、Signal、ex-King Kobra)他の参加がございます。
プロデュースはThomas Schmitt-ZijnenとBobby Kimball自身。
尚ミキシングはかのRafe McKenna(Fair Warning等)/Thomas Schmitt-Zijnen、Thomas Schmitt-Zijnen単独の二種がございます。
そもそもはBruce Gowdy/Guy Allisonによるプロジェクトに始まるものでございます。
当時二人はHR/HM系バンド”Unruly Child”を結成していたものの当時は契約を解除され、新たなレーベル契約を探す状況での創作を開始する事となります。
”Unruly Child”を含め如何様にも変更可能な形で創作を進めていく内に、Toto解雇後ヨーロッパ圏で活動し人気を博していたBobby Kimball側からアプローチが掛かる事となります。
(そもそも二人がToto人脈に属している関係からのアプローチの感がございます.............................)
そしてこのプロジェクトはBobby Kimball初のソロ作制作へと大きく変貌し、制作の中心がBobby Kimballの活動中心地であるドイツへ移行。
L.A.でのBruce Gowdy/Guy Allisonによる録音を加えながら、制作が行われる事になります...........
さて今作。
Bobby Kimball自身は作曲可能なミュージシャンでございますが、ここでは若干の創作参加のみに留まるもの。
制作開始時期には殆どの創作が終了、カバー楽曲選曲とヴォーカル含めた楽曲アレンジのみ貢献という感がございます。
されど、全盛期Totoの看板ヴォーカリストであった事を窺わせる内容ではございます。
また全盛期や後々のToto復帰作に繋がる音楽性を持つもの。
Totoではソウル・ミュージック担当ではございましたが、今作ではBruce Gowdy/Guy Allisonの”Unruly Child”HR/HM路線楽曲を基礎としている事が有り、非常にロック色が強いもの。
されどメロディを重視している事がミソ。
そこにTotoの看板ヴォーカリストであった事を強調したアレンジを加えた感がございます。
Bobby Kimball解雇後のTotoは優秀な作品が揃うものの、オリジナル期に理想を持つファンが違和感を感じる音楽性ではある事は事実。
そこを意識した感のある質の高い音楽性ではございます。
今作での音楽性が基礎になった感が有り、次作以降のソロ作音楽性の有り方に影響を及ぼしている感がございます.....................
当時はヴォーカリスト”Marcie Free”がソロ作(事実上のデモ録音)を制作リリースという”Unruly Child”制作インターヴァルの時期ではございます。
Bruce Gowdy/Guy AllisonはこのBobby Kimballを”Unruly Child”や新規プロジェクトに引き入れたいという意向が窺えるものではございます。
されど”全盛期Totoの看板ヴォーカリスト”というBobby Kimball。
更にヨーロッパ圏での人気や名声から結局はBobby Kimball側に取り込まれた、という感が窺えるものでございます......................
Bruce Gowdy/Guy Allisonとしては今作の主要な創作者ではありながらも、音楽的な主導権はBobby Kimballというもの。
その後の共演が無い事からも何らかの確執が窺える感がございます............................................
(後々にBobby KimballはTotoに復帰。オリジナルの看板ヴォーカリスト復帰でTotoは(ヨーロッパ圏を中心に)再び人気を博す事となりますが、David Paichの健康問題が絡み解散する事となります。
その後Totoは再び復活する事となりますが、Bobby Kimballの姿はないもの。
現在Totoの実権を握る名手Steve Lukatherとの確執やビジネス問題が強く絡む模様でございますが、
今作やその後のソロ作制作や音楽性の有り方にも絡む感が窺えるものでございます.................................
Bruce Gowdy/Guy Allison自体が名手Steve Lukather界隈のミュージシャンではございますし........................
Totoの音楽的看板を勝手に利用しているとの名手Steve Lukatherとしての非難がある感がございます......................
されど、Bobby Kimballは全盛期Totoの看板ヴォーカリストで重要な音楽性の一つでありそれを担っていた事は事実ではございますが..............)
現在は入手が困難。この機会に是非。