
ファン必携の一冊。「向田邦子を旅する。」です。マガジンハウス社刊、クロワッサン特別編集(2000年12月)、大型のビジュアル・ムックです。状態は、全般に良好です。送料は、クリックポストで185円です。
★内容: 1981 年8月の突然の事故死から43年。スタイルのある上質な暮らしを楽しむ生活の名人で、いまなお多くのファンを持つ作家・故向田邦子のライフスタイルを様々な角度から紹介する。彼女の新しい作品に触れることはできないが、彼女のその世界を新鮮に感じ、向田邦子を愛してやまないファンは増え続けている。そんなファンへ贈る、彼女の「食」・「おしゃれ」・「旅」などの日常から「恋愛」そして彼女の遺した全仕事まで紹介した、向田邦子総集編ともいうべき一冊。
◆1980年初夏、向田邦子50歳が思っていたこと
◆向田邦子の12の鍵
《食》 旨いものに出会うことが、至福のよろこび。情熱と行動力で。
・向田流手料理は、向田邦子のキャラクターそのものだ
・「ままや」は彼女自身であった
・“う”という抽き出し
・旨い店
《おしゃれ》 極上のシンプルシックを知っていた。おしゃれへの一流のこだわりがあった。
・植田いつ子デザインの服を愛して
・原由美子の「向田邦子おしゃれ考」
《猫》 鋭い眼光と身のこなし、猫と向田邦子、その深い関係。
《愛用品》 一流品であれ駄物であれ、 ぞっこん気に入ったとなれば。
《旅》 世界中を旅してまわった。 日本の旅も好きだった。
《写真》 被写体をとらえるシャープな視線、写真というもうひとつの表現。
《手紙》 向田邦子の手紙、宛てた手紙。そこにちりばめられた美しいもの。
《贈り物》 いいものを見つけた嬉しさを 心憎いばかりの贈り物名人。
《音楽》 クラシック、オペラ、シャンソン、 演奏会を聴き巡り・・・。
《友だち》 長電話、おいしいもの、演奏会、そこにはいつも友だちがいた。
《書画骨董》 ひとつに惚れて、ひとつを追いかけ。鋭い審美眼の蒐集魔が愛したもの。
《部屋》 ベージュのカーペットに革の長椅子。素足で暮らしていた南青山の部屋。
〇邦子の恋。邦子の藪の中
〇伝記・向田邦子
〇住んだ家15軒
〇向田邦子が「私の先生」といっていた人 市川三郎
〇対談 向田邦子・原由美子 「マリリン・モンローとローレン・バコール」
〇対談 柳家小三治・向田邦子 「粋ってなんだ?」
〇貰い上手。せがみ上手
◆向田邦子ともう一度、話したい
久世光彦/植田いつ子/加藤治子/甘糟幸子/いしだあゆみ
/秋山加代/風吹ジュン/栗崎曻/岸本加世子
〇向田邦子の残り香
〇向田邦子の風景
◆向田邦子の男性鑑賞法
根津甚八/鶴賀伊勢太夫/荘村清志/神和住純/真部一男
/小栗壮介/五木ひろ/武田秀雄し/結城臣雄/小田島 稔
/橘家二三蔵/春田光治/花木義明/倉本聰/角川春樹
/宮崎定夫/志賀勝/長谷川和彦/佐藤光政/はらたいら
〇男性鑑賞法後日談
◆私が向田邦子に惹かれる理由
/小泉今日子/藤沢周/高田聖子/高橋由美子/諸田玲子
/遊佐未森/東ちづる/柴門ふみ/安西水丸/三谷幸喜
〇妹、向田和子さんの、素顔の姉、向田邦子
かっこつけてない、ふだんの邦子さん
◆特別寄稿 森繁久彌
〇向田邦子の仕事
〇向田邦子をもっともっと知りたい。
そのほか
★向田邦子は1929年、東京生まれ。父の仕事により日本各地を転々とする。小学生の頃、鹿児島で数年を過ごした。この時期に家族や近所の人々と様々なエピソードがあり、その後の進路に多大な影響を与えた。「父の詫び状」のモチーフは第2の故郷、鹿児島時代の家族団欒であるといわれる。実践女子専門学校(現・実践女子大)国語科卒。映画雑誌の編集者を経て、昭和30年代終わりから50年代にかけラジオ、テレビの台本・脚本作家の地位を築いていく。ラジオエッセイで「森繁の重役読本」、「向田ドラマ」の代表作として、「七人の孫」、「だいこんの花」、「寺内貫太郎一家」、「阿修羅のごとく」、「あ・うん」、「隣りの女」など。1975年、46歳のときに乳癌で手術を受け、それをきっかけに随筆やエッセイを書き始める。山本夏彦は「向田邦子は突然あらわれてほとんど名人である」と絶賛した。その後、雑誌連載の短篇小説集 「思い出トランプ」に収められた「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で1980年、直木賞受賞。しかし惜しまれることに翌1981年、旅行先の台湾での航空機事故で急逝した(享年51)。代表作は、エッセイ集に「父の詫び状」、「夜中の薔薇」、長編「あ・うん」、作品集「隣の女」など。鋭敏な感性と深い人間洞察、きれ味の鋭い文章、巧みな台詞を端正に綴った作品は今なお愛され、また、自分の好きなものと徹底して向き合う向田自身のライフスタイルが注目を浴び続けている。
※出品ページに表示の「配送方法」はあくまで単品でご落札いただいた場合の方法と送料でございます。※複数点をご落札の場合は、経済的な方法で同梱発送いたします。その場合の「最も経済的なご送付方法」につきましては、複数ご落札いただきました「最後の商品の取引ナビ」にてご連絡致しますので、ご参照下さい。